オリックス初の蓄電所が運転開始、関西電力との共同事業で容量は113MWh蓄電・発電機器

オリックスは2024年11月29日、関西電力と共同で、和歌山県紀の川市で建設を進めてきた「紀の川蓄電所」が完成し、同年12月1日から稼働を開始すると発表した。

» 2024年11月30日 19時00分 公開
[スマートジャパン]

 オリックスは2024年11月29日、関西電力と共同で、和歌山県紀の川市で建設を進めてきた「紀の川蓄電所」が完成し、同年12月1日から稼働を開始すると発表した。

 紀の川蓄電所は敷地内にリチウムイオン蓄電池コンテナ64台を設置した、定格出力48MW、定格容量113MWhの蓄電所。オリックスの蓄電所としては、初めて運転を開始する事業所となる。

 蓄電所は大型蓄電池を電力系統に直接接続し、電力の余剰時には充電、不足時には放電することで、電力需要に応じて機動的に供給力の調整を行う。同蓄電所では、一般家庭1.3万世帯分の1日の使用量(1世帯当たり約3120kWh/年で換算)に相当する電力の充放電が可能となる。

「紀の川蓄電所」全景と蓄電池コンテナ 出典:オリックス

 関西電力と共同で設立した紀の川蓄電所合同会社が事業主体となり、電力市場での取り引きなど、蓄電池の運用は関西電力グループのE-Flow合同会社が、蓄電所の運営・維持管理業務をオリックス・リニューアブルエナジー・マネジメントが担う。

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