日本酸素ホールディングスグループの大陽日酸は、第三者認証を取得したCO2フリーガスとしては国内初という「グリーン液化窒素」の販売を開始すると発表した。
日本酸素ホールディングスグループの大陽日酸は、第三者認証を取得したCO2フリーガスとしては国内初という「グリーン液化窒素」の販売を開始すると発表した。
グリーン液化窒素とは、液化酸素、液化窒素、液化アルゴンの製造および輸送時に発生するCO2を再生可能エネルギー由来の電力によってオフセットすることで、CO2排出を実質ゼロとするもの。
今回大陽日酸ではこのオフセットに向けて、三菱商事クリーンエナジーとオフサイト型コーポレートPPA(電力購入契約)を締結。三菱商事クリーンエナジーが新設する陸上風力発電所より、追加性を有する再生可能エネルギー由来の電力を長期的に調達する。CO2削減効果の算定ルールや運用手順の妥当性を担保するため、国際基準を参照する第三者認証機関による認証を取得したとしている。
グリーン液化窒素は2025年8月から販売を開始し、供給対象エリアは北海道および沖縄を除く国内全ての地域としている。
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