これら全国の増強方策(北海道〜東北間600万kW、東北〜東京間800万kW、第二関門からさらに100万kW増強、FC+270万kW、地内増強など)に対して、費用便益評価の感度分析が行われた。
立地誘導などにより、再エネ(太陽光・陸上風力・洋上風力)の20%が電力需要の大きい地域に立地する場合(=感度分析①)、B/Cは低下した。同じく再エネ電源の導入量そのものが大幅に減少する場合、当然ながらB/Cは大きく低下する。一方、蓄電池の設備量を±20%の幅で変化させた場合(=感度分析②)、B/Cへの影響は限定的となった。
今回の長期展望レビューで確認されたように、需要や再エネ電源の適正な立地誘導により、需要と電源のアンバランスが解消されれば、広域系統整備に関する費用便益評価(B/C)は小さくなるため、適正な増強規模も変化する。
また近年では、データセンターなどの増加に伴い、工事量の増加、ケーブル類の品薄化や変電設備などの長納期化が発生しており、第3次広域系統長期方針の策定においては、施工力などの課題も考慮する必要がある。
また、現行の長期展望では既設連系線を所与としているが、今後は地域間連系線の主要な設備が更新時期を迎えることから、第3次広域系統長期方針では、既設連系線の更新に向けた対応(現在の設備容量の維持又は増強)などを取りまとめる予定としている。
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系統混雑・再エネ出力制御量の見通し、2031年度の予測値が公表Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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