GT300マシンに続き、今季ヒトツヤマ・レーシングのドライバーとしてスーパーGT300クラスに参戦するシンディ・アレマン選手のドライブで登場したのが、この日発表された新モデル「Audi R8 GT Spyder」。
Audi R8 GT Spyderは、超高性能スポーツモデル「Audi R8」のカブリオレバージョン「Audi R8 Spyder」にさらに徹底的なチューニングを施し、スーパースポーツの性能を持たせたもの。
リアに搭載するエンジンは、ベースモデルの5.2リッターV型10気筒FSIエンジンにチューニングを加え、最高出力は26キロワットアップの412キロワット(560馬力)を発生。最大トルクも10ニュートンメートルアップし、6500回転で540ニュートンメートルを発生する。静止状態から時速100キロまでわずか3.8秒で到達す驚異的な加速性能を誇り、最高速度は時速317キロにまで達する。
ギアシステムには、シーケンシャルトランスミッションの6速Rトロニックを採用。2種類のマニュアルレベルを選べるほか、オートマチックモードでは「スポーツ」と「ノーマル」の2つの異なるモードが選択可能となっている。また足回りにも、Audi R8 GT専用に開発されたスポーツサスペンションが装備される。
ブレーキには、ベンチレーション機能を備えたカーボンファイバーセラミック製ディスクを標準装備し、フロントにはさらにAudi R8 GT専用の6本ピストンアルミニウム製キャリパーを備える。
なお、インテリアには随所にアルカンターラ素材を採用し、ベースモデルとは異なる独特の高級感を演出している。
Audi R8 GT Spyderは4月下旬より、全国のAudi R8取扱店で発売。価格は3064万円。日本国内では10台限定の販売となるが、大喜多社長によれば「かなり頑張って数を確保した」という。
「2011年7月に発売したAudi R8 GTは、日本では5台のみの販売だったが、事前の予約だけですべて埋まってしまった。そこで今回は、日本のお客さま向けに頑張って10台を確保した。すでに予約が入っているが、若干ではあるが数に余裕もある。購入を検討している方は、ぜひお早めに決めていただくことをお勧めしたい」(大喜多社長)
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