JINS PCに「クリアレンズ」が登場――可視光透過率は98%

» 2012年06月13日 15時46分 公開
[Business Media 誠]

 アイウエアショップ「JINS」を展開するジェイアイエヌは、ブルーライトをカットして目を保護するレンズ「JINS PCクリアレンズ」を6月15日に発売する。度付きにも対応する。価格はフレーム料金+3990円。

JINS JINS PCクリアレンズの装着イメージ(出典:ジェイアイエヌ)

 新しく登場した「JINS PCクリアレンズ」は、コーティングによってブルーライトを反射するもので、ブルーライトのカット率は約30%。国内大手レンズメーカー製の薄型非球面のレンズで、JINSが取り扱う1200種類以上のフレームに装着できる。可視光透過率は約98%

 ブルーライトとは、可視光線の中で波長がもっとも紫外線に近い380ナノメートルから495ナノメートル前後の光で、強いエネルギーを持つという。眼精疲労の原因に挙げられるほか、朝の太陽の光によって同調される人間の体内時計が、夜間にも同様の光であるブルーライトを浴びることで狂ってしまい、睡眠障害を起こす可能性も指摘される。

 なお、ブルーライトは、旧型のブラウン管ディスプレイや冷陰極管をバックライトに使う液晶ディスプレイと比べると、最近の主流のLEDをバックライトに使う液晶ディスプレイから多く出ているという。

 すでに同社では、ブルーライトを約50%カットする度なしタイプの「JINS PC」、同じく約45%カットする度付きに対応したレンズ「JINS PCライトブラウンレンズ(旧JINS PCカスタム)」を展開している。どちらもブルーライトを吸収してカットするタイプ(染色タイプ)で、レンズは薄い茶色だ。

JINS JINS PCライトブラウンレンズとJINS PCクリアレンズのブルーライトカット率の違い(出典:ジェイアイエヌ)

 透明に近い反射型のレンズは装用したときの見た目の印象が自然に近いというメリットがありつつも、ディスプレイと向き合うとレンズ表面が鏡のように反射したり、レンズ内側に「ゴースト」とよばれる映り込みが発生したりするデメリットがあった。同社では、既存の反射型レンズの課題だった「ギラつき」「チラつき」を徹底的に改善したという。

JINSJINS JINS PCライトブラウンレンズ(左)とJINS PCクリアレンズ(出典:ジェイアイエヌ)

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