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» 2013年03月13日 08時00分 公開

カシオが作るべき腕時計は「センサークロノグラフ」

カシオ計算機は2013年春夏モデルの内覧会を開催した。今年のテーマは「The Sensor Chronograph」。95%の小型化を実現した第3世代センサーを披露した。

[岡田大助,Business Media 誠]
カシオ計算機 2013年のテーマは「The Sensor Chronograph」

 タフネスの代名詞「G-SHOCK」、日本人初の8000メートル峰14座登頂に成功した登山家、竹内洋岳さんを支えたアウトドアウオッチ「PROTREK」(参考記事)など、カシオ計算機は既存の時間や時計という概念にとらわれない腕時計を開発し続けてきた。同社の2013年のテーマは「MOVING TIME FORWARD―The Sensor Chronograph」だ。

 センサークロノグラフ――文字どおり、アナログ針によるクロノグラフ機能と、各種センサーによる計測機能を併せ持つ腕時計だ。その第1弾がG-SHOCKのパイロットウオッチ「SKY COCKPIT」の新作「GW-A1100」(参考記事)。複数のモーターによってそれぞれの針を独自に動かす「マルチミッションドライブ」機構と第3世代に進化した磁気センサーによって、1/20秒計測でフライバック付きのストップウオッチと、「COMP」ボタンを押すことで秒針が北を指し続ける方位計測機能を両立させた。

カシオ計算機カシオ計算機

 方位、気圧/高度、温度が計測できる「トリプルセンサー」テクノロジーは1994年に誕生。その後、ソーラー充電機能「タフソーラー」の搭載に伴い、ソーラー駆動可能な第2世代センサーへと進化していた。そして2013年の第3世代センサーは、95%の小型化と90%の省電力化を実現。今後、PROTREKやメタルウオッチ「EDIFICE」など、ほかのブランドでも搭載を予定する。

カシオ計算機カシオ計算機 第3世代センサーでは、磁気センサー用のコイルが不要になった

 同社時計事業部の増田 裕一部長は、「世界の腕時計の主流はアナログウオッチ。そしてユーザーは、そこに機能的な価値よりも情緒的、官能的な価値を尊重している。だが、カシオはチャレンジャーだ。既存の腕時計メーカーと同じことをやっていたら、その存在すら否定されてしまう。だからこそ市場の主流派であるスイス時計とは反対に行かなければならない」という。

カシオ計算機カシオ計算機

 クロノグラフとセンサーの融合は、カシオの腕時計作りの新しい方向を指し示している。高い精度を実現するために、組み立ては山形カシオで行う。同工場はマザー工場として高級モデルの製造を担っており、「スイスと違う意味を持つ、カシオならではの製造ライン」(増田部長)と位置付ける。今後、山形カシオで製造した腕時計には「Premium Production Line in Yamagata」のタグを付けるほか、同社認定のエキスパートたちの作業のようすを一般公開する。

カシオ計算機カシオ計算機

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