カシオ、iPhoneとつながる“メタル×アナログ”のスマートウオッチ「EDIFICE EQB-500」アプリ操作で針が動く

» 2014年09月03日 17時30分 公開
[Business Media 誠]

 カシオ計算機は9月3日、EDIFICEブランド初のアナログBluetoothウオッチ「EQB-500」を発表、2014年9月30日に発売する。価格は4万円(税抜)から。

photo EDIFICE EQB-500

 EQB-500は、宝飾と時計の見本市「バーゼルワールド2014」(2014年3月)で参考展示し、話題を呼んだBluetooth通信機能搭載のアナログモデル。iPhoneやAndroidスマートフォンなど、スマートデバイスとの連携を想定した機能を実装する。Bluetooth搭載モデルはG-SHOCKブランドとして「GBA-400」「GB-5600」「GB-X6900」「STB-1000」などがある。

 ソーラー駆動や防水性、メタルボディ・バンドならではの上質デザインなど、腕時計本来の機能や特性を確保しながら、新たにスマートデバイスとの連携機能を備えたのが特長。Bluetooth通信により、ワールドタイム設定、アラーム操作、ストップウオッチと連携したログデータ作成、時計でスマホを探す機能、指定Eメールの着信認知機能などを利用できる。

 特に1ボタン操作でスマホと接続し、サマータイムの有無やその場所の時刻を自動修正する「ワールドタイム機能」の利便性を向上させた。スマホアプリより地図や都市リストを選ぶと、時計側のアナログ針の時刻が連動して調整される。2都市の時刻を同時に表示する「デュアルダイアルワールドタイム」機能も備え、こちらもアプリ操作で2都市の時刻を入れ替えられる。

 対応機種はiOS 7以降をインストールしたiPhone 5s/5cなど、Android 4.3以降でBluetooth SMART対応のAndroidスマートフォンなど。通信可能距離は最大2メートル(環境により変化)。対応アプリはAppStore(iOS向け)、Google Play(Android向け)双方。無料で公開する。

 カラーはシルバー(EQB-500D/4万円)とブラック(EQB-500DC・IP処理/5万円)の2色。ムーブメントはクオーツ(タフソーラー)。主な機能は10気圧防水、時刻アラーム、ストップウオッチ(1秒、24時間、スプリット、速度計測)、モバイルリンク機能(309都市ワールドタイム設定など)、デュアルタイム、フルオートカレンダー、デイデイト表示など。連続駆動時間は最大約33カ月(パワーセービング状態時)。サイズは52×48.1×14.1ミリ(縦×横×厚さ)、重量は約199グラム。


photophoto カラーはシルバー(EQB-500D/4万円)とブラック(EQB-500DC・IP処理/5万円)の2色
photo レッドブルF1チームとパートナーシップを結ぶEDIFICEブランド。レーシーな雰囲気は健在
photo 腕に着けてみたところ。48ミリ径サイズで、ボタンも大きめだが、腕への収まりはとても良好。重量は約199グラムで、ややズッシリ感はある
photo 左下ボタンに「Bluetoothリンク」専用ボタンがある。スマホとはこのボタンを押して接続する
photo スマホリンクは海外渡航時/ワールドタイム機能時に特に役立つ。時刻合わせは、スマホの時刻を参照して時計と同期する(海外ローミング対応のスマホの多くは、現地で電源を入れるとその国の通信事業者の電波をサーチし、現地の時刻に自動調整する機能がある)。また、デュアルタイム表示の設定も、アプリから都市を選ぶだけでよい
関連動画:スマホのアプリ操作で、東京→香港の時刻に変更したところ。アプリの地図から都市を選び「時計へ送信」をタップすると、時計の針が動いて時刻が調整される

photo ワールドタイム設定、ストップウオッチ(換算した走行距離など)のログデータ取得、アラーム設定(アナログウオッチなので、時計単体では設定手段が複雑だった)をスマホアプリ「CASIO WATCH+」(無料)で行える
photo 多機能アナログウオッチなだけに、操作ガイドもスマホで確認できるようにした

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