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ゲーマーの「趣味・関心事」Survey Weekly Access Top10

» 2004年12月01日 22時52分 公開
[松山由美子,ITmedia]

 先週のトップは「東京ゲームショウ 2004」の来場者への調査結果記事。基本的に回答者はゲーマーなので、わざわざ調査報告書の冒頭に「本調査の結果と一般生活者のそれとは差異があることを考慮する必要がある」と記してある。う〜ん、TGS来場者は“一般生活者”じゃないのか??

 この調査報告書はPDFで66ページのボリュームなので、記事では一部しか掲載できなかった。紹介した以外調査結果から、気になるデータを。

 調査報告書の中に、来場者に「趣味・関心事」をたずねた質問があった。複数回答OKだが1位の「漫画・アニメ」が57.5%、2位の「インターネット、パソコン」が51.7%とこの2つが過半数を超えている。特にほとんど毎日ゲームをプレイする「ヘビーユーザー」の「漫画・アニメ」好きは66.2%と高い割合だ。次いで「映画・演劇・ドラマ」「読書」「音楽鑑賞」と続くが、“一般生活者”ならこちらが上位にくるのだろうか。

 この「趣味・関心事」とゲーム関連の質問の結果の相関関係も分析していて、好きなゲームのジャンルを見ると、「格闘技」好きは「アクション」ゲームを、「サッカー」「野球」好きは「スポーツ」ゲームを好むという、至極当たり前な相関関係が見られた。なお、「漫画・アニメ」好きは、ほとんどのゲームジャンルで、来場者平均値を上回っている。また、好きなゲームタイプでは、「漫画・アニメ」好きは「キャラクター系」ゲームを好む(来場者平均24.6%に対し34.9%)、というこれまた納得の相関関係があった。意外性はないものの、なかなか興味深い。

 また、ゲーム関連のサークルやコミュニケーションへの参加状況も紹介しており、「参加しており実際にメンバーとも会っている」7.6%、「ネット上だけで参加」6.8%、「過去に参加していたが今はしていない」6.1%で、77.3%が「参加していない」という結果に。なお「ヘビーユーザー」は、ネット上での参加が10.1%とリアル参加9.3%を上回った。毎日ゲームをするヘビーユーザーは、リアルで会う時間もゲームに費やしてる?

 さて、明日2日はいよいよニンテンドーDSの発売日だ。ビックカメラでは4店舗で早朝から売り出すらしい。たまたま夜の9時頃に有楽町のビックカメラ横を通ったが、そのとき脳裏に「いまからここに並んだら買えるよな」などと、考えてしまった筆者も“一般生活者”の範疇からは、すでにはずれてしまった気がしてならない。

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