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» 2009年03月10日 22時07分 UPDATE

仕事耕具:デジタル単語カード「memoribo」に、しゃべる「LISNY」 コクヨから

コクヨS&Tは、デジタル単語カード「memoribo」として新たに「LISNY」を発売する。声も登録できるようになったため、見て聞いて総合学習できる。

[豊島美幸,ITmedia]

 コクヨS&Tは3月10日、デジタル単語カード「memoribo(メモリボ)」シリーズとして、音声再生機能付きの「memoribo LISNY(メモリボ リスニー)」を発表した。4月10日に発売する。オープン価格で実売価格は1万9800円の見込み。

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音声再生、英語以外の外国語表示――より深く学習できる新機能

mt_ari.jpg コクヨS&Tクリエイティブプロダクツ事業部の有岡謙次氏

 「memoribo」シリーズは、紙の単語カードをデジタル化したモバイル端末。登録した単語を本体の液晶ディスプレイに表示して学習できる。2006年1月に第1弾の「memoribo」を、同年11月にディスプレイの表示領域を拡大した「memoribo W」を発売している。

 ポケットに入れて持ち運べる大きさやシンプルな操作性、ユーザー自身が編集/入力できるのが強みだ。「自宅のPCに取り込んで学習したり、移動時の隙間時間に利用したりと、包括的な語学学習が可能」(コクヨS&Tクリエイティブプロダクツ事業部の有岡謙次氏)だという。

 今回発売するmemoribo LISNYは、声の再生機能や英語以外の外国語や図表などを表示できる機能も搭載した。音声再生機能は、音声学習がしたいというユーザーの要望に応えた。「見るだけでなく聞くことで、学習の相乗効果がある」(有岡氏)としている。あくまでネイティブのスピードに耳を慣らすことを目的としているため、敢えて再生スピードを落とす機能は付けていない。MP3形式でビットレートが128kbps以下の音声データを取り込める。ステレオイヤホンか、内蔵簡易モノラルスピーカーから聴くことができる。


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 JPG形式やBMP形式の画像データを取り込めるようにした。テキストでは表示できない外国語も画像として取り込めるというわけだ。画像はグレースケール4階調で表示でき、解像度は最大1163×976(横×縦)ドットとなる。

 液晶ディスプレイには最小フォントサイズ(12×12ドット)で1行につき全角13文字、10行までスクロールなしで表示可能。フォントサイズはこのほか、16×16ドット、24×24ドット、48×48ドットの4段階表示となる。画面内の表示領域を「フェース」と呼び、1フェースに最大全角1000文字まで入力できる。4フェーズで1ページを構成する。例えばフェーズ1に単語を、フェーズ2に文章を、フェーズ3に音声を、フェーズ4に意味を登録するなどして使う。


mt_u.jpg クリエイティブプロダクツ事業部の上田敬人氏

 「4面あるので、単純に、表と裏しか書き込めない紙の単語カードの2倍書き込める」(クリエイティブプロダクツ事業部の上田敬人氏)ことになる。1冊の単語カード(1コンテンツ)あたり最大999ページまで登録できる。このほかバックライトも搭載。就寝前など、ベッドの中などでも学習したいという要望に応えたという。

 本体は単四アルカリ乾電池2本で駆動し、eneloopやEVOLTAといった充電式のニッケル水素電池でも対応する。バックライトを点灯し、音声再生の連続使用をした場合で約5時間。バックライトを消し、テキスト表示のみで連続使用した場合で約30時間となる。

カルタで覚える、虫食い部分を入力する――PCで使う4つの学習モード

 また学習機能は新たに4つ追加した。1枚の単語の意味を4枚のカードから選んで回答する「カルタ」、聞こえてきた音声を入力回答する「ディクテーション」、問題、回答がそれぞれ書かれた4枚のカードを線でつなぐ「線つなぎ」、音声を聞いて表示文章の空欄を入力回答する「穴うめ」――である。付属のアプリケーション「softmemoribo LISNY」をPCにインストールして使う。

 「新版 ジーニアス英単語2200」(大修館刊)内の「難関大レベル650」を抜粋したコンテンツを付属した。また、専用のWebサイト「LISNY ISLAND」を3月16日に公開し、有料/無料のコンテンツをダウンロードできるようにする。有料コンテンツは、1つ当たり1500円〜2000円程度で販売する予定。第1弾は「英単語ターゲット1900 4訂版」(旺文社刊)、「新TOEICテスト 英単語・熟語マスタリー2000 改定版」(旺文社刊)、「キクタン中国語【入門編】」(アルク刊)など5コンテンツ。

 本体にはmicroSDスロットを用意。登録するデータはmicroSDカードやmicroSDHCカードで記録する。「今までのmemoriboは本体内に記録媒体を内蔵していたため、容量を増やせなかったが、カードを記録媒体にすることでカスタマイズしやすくした」(上田氏)。これらのカードを介してPCと連携して編集や入力ができる。PCの対応OSはWindows 2000 /XP/Vista。memoriboやmemoribo W内に取り込んだデータも、一部を除いて登録できる。

 なお、従来機では特徴だったUSB接続を廃止した。PCのインタフェースによっては背面や奥まった場所など、使いづらい個所にUSBポートが付いている場合があるからだ。また、memoribo Wではこれを解消するためUSBケーブルも付属したが、接続にケーブルそのものが必要だったり、ドライバのインストールが必要になったりしたため、使い勝手が悪くなったという。

 本体サイズは61×22×84ミリ(幅×奥行き×高さ)。重さは約95グラム。カラーはターコイズブルー、シャドウブラック、シャインゴールド、ビビッドピンク、ピュアホワイトを用意する。512MバイトのmicroSDカード、microSDカードリーダー/ライター、イヤホン、ストラップ、単四アルカリ乾電池2本を付属する。

 「発売日は新しく学習を始める4月のタイミングに合わせた」(上田氏)。「語学学習をしたいが、紙の単語カードを使うのが恥ずかしいという30〜40代のビジネスパーソンにユーザーが多い」。コクヨS&Tではこうしたビジネスパーソンや学生などをターゲットに、3億円の売り上げ目標を立てている。

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