蛍光灯並みの低電力――リコーのA4カラージェルジェット仕事耕具

リコーは11月19日、独自開発のインクを採用したA4カラージェルジェットプリンタ「IPSiO GX e5500シリーズ/e2600シリーズ」の2機種4モデルを発表。e2600は動作時の平均消費電力が36ワット以下と、「蛍光灯並みの低電力を実現した」という

» 2009年11月19日 13時40分 公開
[杉本吏,Business Media 誠]

 リコーは11月19日、独自開発のインクを採用したA4カラージェルジェットプリンタ「IPSiO GX e5500シリーズ/e2600シリーズ」の2機種4モデルを発表した。e5500シリーズは2010年2月19日発売で、価格は通常モデルが6万4890円、フロント手差しモデルが8万640円。e2600シリーズは12月16日発売で、1年間無償保証付きの通常モデルが2万6040円、2年間の保守サービスを追加した安心3年モデルは3万6540円。

IPSiO GX e5500(左)とIPSiO GX e2600(右)

 IPSiO GX e5500シリーズ/e2600シリーズは、にじみにくく速乾性が高いというインクを採用したジェルジェット方式のプリンタ。原稿に応じて最適なインクの濃度調整を行い、文字はくっきりと、イラストやグラフなどのイメージは濃度を落として印刷できる「新レベルカラー印刷機能」を搭載しており、「モノクロ並みのランニングコストでカラードキュメントの印刷が可能」だという。

 e5500は、印刷速度が片面毎分30枚、両面毎分21枚。ファーストプリントは2.6秒以下と、従来機種よりも高速化した。イーサネット(100BASE-TX/10BASE-T)によるネットワーク接続にも対応している。e2600は片面印刷のみで、印刷速度は毎分25枚。ファーストプリントは3.0秒以下となっている。

 環境性能も重視し、特にe2600は動作時の平均消費電力が36ワット以下と、「蛍光灯並みの低電力を実現した」という。また、両機種ともにバイオマス由来のプラスチックを本体部品に採用しており、バイオマスマーク認証を取得している。

 インタフェースはイーサネットポートのほかにUSB 2.0も用意。本体サイズはe5500が509×485×263(幅×奥行き×高さ)ミリ、重さは15.5キロ以下。2600は420×485×259ミリ、重さは13.6キロ以下。

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