「ほぼ日手帳2011」の発売に伴い、糸井重里さんが吉祥寺ロフトに登場。発売から10年が経つほぼ日手帳の3つの特徴を説明したほか、手帳相談員として来店者と相談や雑談を交わした。
10月8日、吉祥寺ロフトで開催されたイベント「ほぼ日ストア吉祥寺出張所 もっと、手帳の話をしよう」に、糸井重里さんが「手帳相談員」として登場した。9月1日の「ほぼ日手帳 2011」販売開始を記念し、札幌、吉祥寺、仙台、米子、神戸のロフトを巡業する。
ほぼ日手帳2011のメインコンセプトは「一緒にいて楽しい手帳」。「悩みごとや喜びなどを聞いてくれる友達のような手帳」(糸井さん)を目指したという。オープニングイベントでは糸井さんが、ほぼ日手帳の特徴として「1日1ページ」「パタンと180度開く製本」「うれしいカバー」という3点を紹介した。
1つ目の特徴は「1日1ページ」の手帳であること。発売から10年が経った今も変わらないものと糸井さんは話す。
1日1ページの手帳を作る場合、同じ厚さを出すために普通の紙で製本すると「壊れてしまう」と糸井さん。「1日1ページの手帳にどんな紙を使い、どんな閉じ方をするかといったテクニックが必要」と話した。
「1日1ページの手帳は案外ありません。実はなかなかのものだよという知ったかぶりをしてください」と糸井さんは笑う。
次の特徴は「180度開けること」(糸井さん)。ほぼ日手帳と同じ厚さの単行本を手に取り、「任意のページを開いたままにしようとしても、ぱたんと閉じてしまいます」と実演。ほぼ日手帳では真ん中や端など、どのページを開いても手帳が閉じないような作りになっている。
「これを守れていることは僕らの誇りです。ほかの手帳でやれたらやってみやがれとも案外思っています」(糸井さん)
3つ目のこだわりは「カバー」だ。カードや下敷き、チケットに加え、専用の電卓や文房具、保険証も挟めるポケットが付いている。「外側にもポケットがある」と糸井さん。さまざまな文房具を使って、ほぼ日手帳を自由に楽しめる点をアピールした。
カバーの使い方として糸井さんが紹介したのは「6000円を入れておくこと」。「6000円あればタクシーでいろんな場所に行けますし、5000円と1000円を分けて、お金を崩したい時、崩したくない時にも使い分けられます」と糸井さんは話す。
持つ人によってカバーにもさまざまな工夫ができる。ほぼ日手帳が持ち続ける魅力といえる。
イベント当日は、90人近くのほぼ日手帳ユーザーが整理券を手に取り、糸井さんに手帳の使い方を相談したり、雑談を交わしたりした。会場を見渡す限り、女性のユーザーが多かった印象だ。
ほぼ日手帳に家事の予定を書いているという女性は「1日1ページだと、1週間後にすべきこともあらかじめ書いておける」と話した。数年にわたり使っているという別の女性は、複数冊のほぼ日手帳を持参。「1冊は日々の見返し用に、もう1冊は読書記録に」といったように、使い分けを楽しんでいるという。
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