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» 2013年12月18日 11時00分 UPDATE

「格安SIMカード」は仕事に使えるか? 第3回:どれだけ使えば利用上限「1Gバイト」に達するか――Webブラウザの場合

月額1000円切りでもLTEを使った高速通信が楽しめる格安SIMカード。しかしLTEが利用できる通信量には上限がある。どんな使い方なら快適に、そして安いまま使い続けられるか。今回はブラウザを使った場合をチェックする。

[小林誠,Business Media 誠]
photo アプリの更新で通信量がかさみ大ピンチ……という状況に陥った

 ついに格安SIMカードの世界に足を踏み入れた筆者。しかし、しょっぱなから先制パンチを食らってしまった。

 筆者が使っているのは、1Gバイトまで月額680円(税抜き、以下同)で高速通信が可能な「U-mobile*d」のダブルフィックスプラン(3Gバイトまで月1980円。以降は低速通信)。通信量を1Gバイト以下に抑えて月680円で済ませたいというのに、アプリ更新で早くも300Mバイトの通信量を消費してしまったのだ。しかし、“利用開始月は無料”という施策に救われ、一安心。こうしたアプリのインストールや更新が集中するのは最初だけだろう。

 ということで、今回の連載からは、普段よく使う機能でどれだけデータ通信が発生するかをチェックしていこう。まずはメールと並んでよく使うブラウザを試した。メールは文字が中心なので、さほど通信量を気にする必要はないが(HTMLメール、写真や動画の添付ファイルには気をつけたい)、Webサイトは画像が多い場合もあり、通信量には注意が必要だ。

記事10本で15Mバイト、適度なWebブラウジングならOK

photo ある日の誠Biz.IDのトップページ。最新記事を中心に5本閲覧した

 まずはAndroid OSの標準ブラウザ「Chrome」で、誠Biz.IDの記事を5本読んでみた。Googleで検索してトップページ(モバイル版表示となっている)を開いて記事を読む。記事は1ページで終わるものもあれば、2ページにわたるものもある。画像たっぷりのニュースが多く、通信量が心配になってきた。読後にトップページへ戻る操作もあるため、さらに通信量がかさむ。

 記事の表示は高速通信のためサクサク進んだ。LTEのアンテナは2〜4本と不安定ではあったものの、記事1ページの表示時間はおよそ3〜20秒だった。記事5本を読み終わって、Xperia Z1の設定「データ使用」で通信量をチェックすると6Mバイト。15分程度で全体の0.6%を使ったと考えれば結構多い。

 続いてYahoo!ニュースの記事を同じく5本閲覧してみた。Yahoo!ニュースは見出しを選ぶと記事の冒頭部分だけが表示され、全文を読む場合はさらに各記事の提供元ページへと進む仕組みだ。もちろん読後にYahoo!ニュースのトップページに戻る操作もある。こちらは5本読んだ時点で9Mバイト。誠Biz.IDの記事より通信量が多かった。

 記事10本を読んだ場合の通信量は、合計で15Mバイト。時間にして30分ほどだ。仮に平日の出社/帰宅時に記事を10本ずつ読むと1日20本で30Mバイト程度になり、1カ月あたりの通信量は(平日を20日と仮定)600Mバイトくらいになる計算だ。このような使い方なら、まだ400Mバイトの余裕がある。

 中には文字情報が中心のまとめサイトやブログを読む人もいれば、Twitterでツイートされた記事だけを読む人もいるだろう。このように読む記事を選別するなら、通信量が少ない日もあるはずだ。

 興味がある記事は全部読む、という人はWi-Fiでつないでいるときに記事を読むといい。あるいはニュースアプリ「SmartNews」のように、記事を事前にダウンロードできる仕組みがあるなら、Wi-Fi接続時に記事をダウンロードしておき、移動中は通信をしないで読むと通信量を節約できる。

photophotophoto Xperia Z1の「設定」から「データ使用」を開く。前回のテストに加えて通信量は15Mバイトになった(左)。Google Playストアの2013年ベストアプリに選ばれたニュースアプリ「SmartNews」(無料)。アプリのデータ量は1.56Mバイト。記事をダウンロードして取得できる(中央)。わざと「機内モード」にして通信を切断(ステータスバーに表示)しても取得した記事を読める(写真=右)

休憩、移動中にニュースをチェックするのは問題なし

 このように、高速通信対応の格安SIMでブWebサイトを閲覧する場合、移動中や休憩時といったスキマ時間で利用する分にはストレスなく使えて、通信量も十分余裕がある。

 ただし自宅で1〜2時間、あるいは休日にPCと同じような感覚でWebブラウジングをし続けると1Gバイトを軽く超えそうだ。音楽/動画コンテンツをWeb上で視聴するなどヘビーな使い方をするなら、Wi-Fi環境が必須といえる。スマホでWebサイトを見る時間を把握し、PCとどう使い分けるか振り返れば、格安SIMがお得に使う方法が見えてくるはずだ。

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