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» 2014年06月04日 07時30分 UPDATE

ナレッジワーキング!!:残念なプレゼンは、なぜ眠くなるのか? (1/2)

もしもあなたが不眠症で困っているならば、睡眠導入剤を服用するよりも、つまらないプレゼンを聞くことをオススメします。それくらい、残念なプレゼンは眠くなる要素が満載です。

[永田豊志,Business Media 誠]

 つまらない、眠くなる、興味がそそられない――このようなプレゼンに共通するのは何でしょうか?

  • 情報量が多すぎて、ポイントが分からない
  • 話している内容が、何に役立つのか分からない
  • 具体的な実施方法や成功のイメージが湧かない
  • 想定どおり、あるいはそれ以下の提案でインパクトがない
  • 個人的に感情が動かされない
  • 前向きにアクションしたいと思えない

 このように感じたプレゼンを最後まで聞き続けるのは苦痛です。問題点は、次の3つに集約できます。

  1. 「分かりづらい」(ポイント、論拠、筋道が理解できない)
  2. 「具体的でない」(実施方法、実現可能性、期待効果があいまい)
  3. 「面白くない」(感動がない、意外性がない)

 つまり、「分かりやすく」「具体的で」「面白い」プレゼンができれば大成功間違いなし。見込み顧客への営業であれば、あなたの提案を受け入れて商品を購入してくれるでしょう。上司への業務カイゼンの提案であれば、積極的に実施するための許可をくれるでしょう。さまざまなシーンであなたの意見が受け入れられるようになるはずです。

残念なプレゼン 眠くなるつまらいプレゼンにありがちな要素

残念なプレゼンを作る人はこういう人

 「残念なプレゼン」をする人には、2つの共通した傾向があるようです。まず、プレゼンすることが決まると、いきなり資料を作成し始める人。PowerPointやWordを立ち上げて、「さて、どのようなスライドを作ろうか?」と画面に見入ってしまう人です。

 これでは「どのような提案を聞き手に対して行うか」ということよりも、「どれだけ素晴らしいスライドが用意できるか、どうすればプレゼンが魅力的に見えるか」ということに関心が集中してしまいます。

残念なプレゼン 残念なプレゼンにありがちなスライド枚数ばかりが多くて、成果の出ないパターン

 確かにプレゼンは準備が大切です。しかし、プレゼンはスライドを作ることや、巧みな話術で聞き手を魅了することが目的ではありません。あくまでも中身が勝負。それを十分検討せずに、資料の見た目やスピーチの良し悪しだけでカバーしようとしても無理です。

 「残念なプレゼン」をする人のもう1つの傾向は、「自分」、つまり話し手の視点で提案すること。聞き手の一番知りたいポイントは無視され、話し手の得意なことが提案の大部分を占める傾向があります。この手の人は話が長いのも特徴です。「頭が良いと思われたい」「プレゼンがうまいと思われたい」――自分をかっこよく見せようと考えすぎると、プレゼンは上すべりします。

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