住宅ローンを組んでいる人は「ローンの控除」も忘れずに知識ゼロでもひとりでできる! はじめての青色申告(1/2 ページ)

マンションを購入したり工事をしたりしてローンを組んだ場合は、住宅ローン控除が受けられます。住宅ローン控除のメリットについて押さえておきましょう。

» 2014年12月12日 09時00分 公開

集中連載:知識ゼロでもひとりでできる! はじめての青色申告 について

本連載は、宮崎綾子著、原尚美監修、書籍『知識ゼロでもひとりでできる! フリーランスのためのはじめての青色申告』(日本実業出版社)から一部抜粋・編集しています。

シロートのフリーランスが自力で「青色申告」したら……。

 「簿記って、勉強しなきゃ無理かな」
 「どこまでが経費として認められるの?」
 「青色申告に必要な書類はどうやって作成するの?」
 「おトクな節税のポイントって?」

なるべく税金を払いたくないフリーランスの著者が自力で「青色申告」に挑戦! 青色申告ビギナーの悩みや疑問を解決するコツやノウハウを盛り込みました。

“税理士センセー”こと税理士の原尚美氏がポイントをやさしくアドバイスしながら、簡単な方法を教えてくれます。これから青色申告を始める人の強い味方となる1冊です。


 家やマンションを購入したり、工事をしたりしてローンを組んだ場合は、住宅ローン控除が受けられます。これは、居住年度によって変わりますが、ローンの残額の1%にあたる金額を10年間にわたって税金から控除できる制度です。入力欄は「(特定増改築等)住宅借入金等特別控除」の欄で、申告には、銀行発行の残高証明書が必要です。

※最大控除は一般住宅の場合は年間40万円、長期優良住宅/認定低炭素住宅の場合は年間50万円までになります。

 そのほか、はじめて申告するときに限り、不動産の売買契約書や請負契約書、登記事項証明書や住民票なども用意する必要があります。はじめての申告の際は関連の住宅、金融機関に確認しておきましょう。

 そのほかにも、夫や妻を亡くした場合の寡婦・寡夫控除、障がい者のための控除がありますので、思い当たる人は確認しておきましょう。

POINT

  • 住宅を購入、増改築してローンを組んだ場合は税額控除が受けられる
  • 住宅ローン控除は所得控除ではなく、税金から直接控除される税額控除
  • はじめてのときは残高証明書以外にも、住民票など関連資料の準備が必要
  • 副業の人は2年目からは年末調整でOK

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