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インタビュー
» 2018年06月13日 10時33分 公開

水曜インタビュー劇場(タイニーハウス公演):音は大丈夫? 日本初、高架下「8畳ホテル」に潜入した (1/6)

欧米で「タイニーハウス」が話題になっている。「モノはできるだけ所有しない」「住まいもコンパクトに」という生活が広がっていて、移動可能な小さな家で暮らす人が増えているのだ。こうした背景もあって、日本で「タイニーハウスホステル」が登場。どんなところなのか取材したところ……。

[土肥義則,ITmedia]

 神奈川県横浜市。桜の名所で有名な大岡川に面した日ノ出町、黄金町エリアに、ちょっとユニークな宿泊施設が誕生した。「タイニーハウスホステル」(4人まで泊まれる1棟貸切1万8000円〜、ドミトリー3600円〜〈いずれも税込〉)である。

 「タイニーハウス? 聞いたことがないけれど、どこがユニークなの?」と思われたかもしれない。タイニーハウスとは、2008年のリーマンショックをきっかけに、米国で広まった小さな家のこと。その多くはクルマでけん引することができ、簡単に言えばトレーラータイプの住宅である。

 株価が下がり、土地の価格が下がり、給与が下がり――。100年に1度と言われた経済危機に直面して、「できるだけモノは所有しない」「住まいもコンパクトに」といったライフスタイルが欧米を中心に広がった。移動しながら好きなところで暮らす人が増えているなかで、日本でもタイニーハウスで泊まれる施設が登場したのだ。

 ユニークなのはそれだけではない。京急本線の高架下に建っているのだ。客室の広さは15平米ほど。部屋にはシャワー、トイレなど水回りが設置されていて、入口付近にはオープンスペースがある。ホステルは3棟あって、1棟に付きベッドは4つ。お世辞にも「広い」とは言えないが、「家族や外国人観光客の利用が多く、週末は人気が高い」(担当者)という。

京急本線の高架下に「タイニーハウスホテル」がオープン

 このホステルをプロデュースしているのは、遊休地などを企画・開発しているYADOKARIと京浜急行電鉄。歓楽街としても有名なエリアに、なぜ小さな宿泊施設をオープンしたのか。高架下は列車が通るたびに大きな音がするので、宿泊者から「うるさくて寝ることができない」といった苦情はないのか。YADOKARIの相馬由季さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

高架下にあるので、宿泊者から「うるさい」といった苦情はないのか
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