4Kへの取り組みも強化する。ソニーの4K対応デジタルシネマシステムは、すでに全世界1万館に導入されたほか、4K対応カメラも提供。家庭用としては、日本では既発売の4K対応プロジェクターを北米市場にも投入する。
次世代テレビとして「Crystal LED Display」も展示した。RGBのLEDを表示画素に使用したフルHDの55型テレビで、コントラストの高さや動画応答速度の速さも特長。バックライトがないため薄型化も可能だという。展示機はプロトタイプの段階だったが、ソニーでは有機ELパネルと並行して開発を続け、製品化を目指す。
デジタルカメラやビデオカメラについては、今回、コンパクトデジカメの低価格モデル3機種がリリースされただけで、あまり大きな発表はなかった。カメラの新製品発表は、2月に横浜で行われる「CP+」や9月にドイツで行われる「Photokina」をターゲットにしているようだ。
このほか、「Bloggie」の新モデルとして、無線LANを内蔵した「Bloggie Live HD Camera」が発表された。「qik」のサービスを使い、Bloggie Liveで撮影している動画をリアルタイムに放映したり、動画をSNSに投稿することが可能だ。qikはリアルタイム放送中にメッセージの投稿ができるが、そのメッセージが撮影中の画面に重ねて表示される仕組みも備えている。
デバイス、サービス、コンテンツのコンビネーションによって「楽しさを提供する」と強調する平井氏。さまざまなデバイスで同じコンテンツを利用できる“融合”が、ソニーの戦略であることを示している。
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