日本IBM、オープンテクノロジーの伝道師をさらに拡充

日本IBMがIT業界全体の発展に貢献するオープンなテクノロジーの伝道師として新たに8名を追加任命した。三浦ソフトウェア事業担当執行役員は、「オープンテクノロジーをリードし、業界に貢献したい」と話す。

» 2004年09月29日 22時36分 公開
[ITmedia]

 日本アイ・ビー・エムは9月29日、都内でプレス向けセミナーを行い、「IBMソフトウェア・エバンジェリスト」として新たに8名を追加任命したことを明らかにした。同エバンジェリストはIT業界全体の発展に貢献するオープンなテクノロジーの伝道師。同社は5月10日に第一陣9名を発表しているが、今回はその対象をソフトウェアグループ以外にも拡大し、XMLやWebサービス、セキュリティの研究で知られるIBM基礎研究所の丸山宏氏などが含まれているのが特徴だ。

 ソフトウェア事業を担当する三浦浩執行役員は、「これまでにもIBMはオープンスタンダードにコミットしてきたが、さらにリーダーシップを示し、業界に貢献したい」と話した。

 既に第一陣で任命されたJ2EE分野の米持幸寿氏やITコーチング分野の樋口節夫氏らが東京・渋谷のIBMソフトウェアCOC(Center of Competency)でセミナーを展開するなど、積極的な活動を始めている。

 「ソフトウェアCOCは、IBM以外のハードウェアをそろえた動作検証の拠点として機能してきたが、さらに発展させ、ソフトウェアコミュニティー活動の中心にしていきたい」と三浦氏は話す。

 なお、この日のセミナーでは、新たに任命されたエバンジェリストを代表して、ソフトウェア開発研究所でWebSphere Studioなどを開発する若尾正樹氏とグリッド・ビジネス事業部の関孝則技術理事が最新動向を話した。

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