2005 JavaOne Conferance開幕の初日、ジョナサン・シュワルツ社長兼COOは、インターネット上のパティシペーション(参加)の重要さを強調、FOSSについてもFreeである点に注目していると語った。コミュニティー重視はいっそう高まる。
Javaの10周年を祝う「2005 JavaOne Conferance」が開幕した。サンフランシスコのモスコーニセンターには朝から多くのデベロッパーが集い、基調講演内での「Javaデベロッパーは?」との問いに、約80%の来場者が手を挙げていた。
基調講演は約3時間に及び、中盤にはデベロッパープラットフォーム部門CTO(最高技術責任者)ジェームズ・ゴスリング氏も登壇。2日後の基調講演で予定されている話題を漏らし始めたところ、会長兼CEO(最高経営責任者)スコット・マクニーリ氏が割って入り、「技術的な話題もいいけれど、肝心なことをしてないのでは?」と、Javaへのバースデーケーキが用意され、歌とともに10歳を祝った。
また基調講演内で来場者へプレゼントする恒例のゴスリング氏のTシャツ砲は(関連記事)、今年は公募へと替わった。スタイリッシュな大砲がお目見えしたが、残念ながら思いのほか飛ばず手で投げる一幕も……。
ジョナサン・シュワルツ社長兼COO(最高執行責任者)がメインとなった27日の基調講演では、IBMとの11年契約の発表、J2SE、J2EE、J2MEの名称を改めそれぞれを「Java SE」「Java EE」「Java ME」への改名発表も行われた。今後、J2SE 6.0として出荷予定だったものも「Java SE 6」として登場する。
また、Panasonic R&D Companyの西村氏が招かれ、ブルーレイディスク上での制御にJavaを採用したことについて触れ、NTTドコモ夏野氏はビデオ出演でiモードビジネスの現状を語った。
基調講演模様の詳細は、追ってレポートする。
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