Dukeの10歳を祝う2005 JavaOne、ゴスリング氏のガジェットは公募へ2005 JavaOne Conference

2005 JavaOne Conferance開幕の初日、ジョナサン・シュワルツ社長兼COOは、インターネット上のパティシペーション(参加)の重要さを強調、FOSSについてもFreeである点に注目していると語った。コミュニティー重視はいっそう高まる。

» 2005年06月28日 09時42分 公開
[木田佳克,ITmedia]

 Javaの10周年を祝う「2005 JavaOne Conferance」が開幕した。サンフランシスコのモスコーニセンターには朝から多くのデベロッパーが集い、基調講演内での「Javaデベロッパーは?」との問いに、約80%の来場者が手を挙げていた。

 基調講演は約3時間に及び、中盤にはデベロッパープラットフォーム部門CTO(最高技術責任者)ジェームズ・ゴスリング氏も登壇。2日後の基調講演で予定されている話題を漏らし始めたところ、会長兼CEO(最高経営責任者)スコット・マクニーリ氏が割って入り、「技術的な話題もいいけれど、肝心なことをしてないのでは?」と、Javaへのバースデーケーキが用意され、歌とともに10歳を祝った。

Dukelele(デュクレレ)を持った着ぐるみDukeも登壇。マクニーリ氏と抱き合う
会場には紙吹雪が舞い、ハッピーバースデーJavaを関係者が生演奏バックに歌った

 また基調講演内で来場者へプレゼントする恒例のゴスリング氏のTシャツ砲は(関連記事)、今年は公募へと替わった。スタイリッシュな大砲がお目見えしたが、残念ながら思いのほか飛ばず手で投げる一幕も……。

ゴスリング氏はうまく飛ぶのか? と心配そう……。予想は的中し、1回は10m以上飛んだものの、あとは2、3枚が5mほどの距離に

 ジョナサン・シュワルツ社長兼COO(最高執行責任者)がメインとなった27日の基調講演では、IBMとの11年契約の発表、J2SE、J2EE、J2MEの名称を改めそれぞれを「Java SE」「Java EE」「Java ME」への改名発表も行われた。今後、J2SE 6.0として出荷予定だったものも「Java SE 6」として登場する。

 また、Panasonic R&D Companyの西村氏が招かれ、ブルーレイディスク上での制御にJavaを採用したことについて触れ、NTTドコモ夏野氏はビデオ出演でiモードビジネスの現状を語った。

 基調講演模様の詳細は、追ってレポートする。

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