いままでCVSで開発していたけれど、Subversionに移行したいという場合や、ほかの場所で使っているCVSリポジトリやSubversionリポジトリをSourceForge.jpに持ってきて開発したいという場合があります。そういった場合は、プロジェクトの管理者がSourceForge.jpのトラッキングで依頼してください。依頼する場合には、後記の情報が必要ですので、あらかじめ準備をしておいてください。
以下のように変換されます。
例えば、/svnroot/projectにあるSubversionデータのダンプを取得するには以下のコマンドを利用します。
% svnadmin dump /svnroot/project | gzip -9 > project.svndump.gz
ここで作成したproject.svndump.gzファイルをトラッキングに添付して、リポジトリの変換を依頼してください。
一方、/cvsroot/projectにあるCVSのデータをSubversionのダンプに変更する場合は以下のコマンドを利用します。
% cvs2svn --dump-only --dumpfile=project.svndump /cvsroot/project
ただし、この形式でダンプされたリポジトリは、SourceForge.jpのSubversionに移動すると以下のようなディレクトリ構造になります。
/svnroot/project/trunk
/svnroot/project/trunk/CVSROOT
/svnroot/project/trunk/module1
/svnroot/project/trunk/module2
:
:
モジュールごとに trunk, tags, branchesを作成したい場合などは、SourceForge.jpに移行してからsvn mvコマンドなどを使ってパスを変更するか、cvs2svnのオプションや引数を適当に変更してダンプを作成してください。詳しくはcvs2svnのマニュアルを参考にしてください。
/cvsroot/projectのデータをそのままtar.gzやzipなどの形式で添付していただければ、前記のような変換をSourceForge.jp側で行います。
Subversionでは、コミットしたときに実行するフックスクリプトを設定することができます。SourceForge.jpでは、今のところフックスクリプトを自由に設定することはできませんが、コミットしたときに特定のメールアドレスにその内容を送信するコミットメールだけは設定できます。設定は以下の手順で行います。
以上の設定を行えば、コミットしたときにメールが送られます。メールの送信元アドレスは「svnnotify@sourceforge.jp」になりますので、メーリングリストに送付する場合は送信者フィルタを適切に設定してください。
Subversionの使い方などは以下の文献を参照してください。
VA Linux Systems Japan(株)/ Debian Project
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.