以前、テレビなどで紹介されて驚いたものに、Wiiそっくりのテレビゲームがあった。ITmedia海外速報部・広瀬麻子氏「海外速報部ログ」の任天堂がそっくりコントローラー訴えるによると、Wiiのそっくりコントローラを任天堂が訴えたとのこと。今回の結果いかんによっては、今後このような偽物に対する対抗策は強化されていくかもしれない。
そっくりコントローラはあくまでも「物体」であるが、ネット上で流れるデジタル情報は、その形が見えにくいから大変だ。ITmedia海外速報部・広瀬氏の映画の録画制限を求める映画業界によれば、アメリカでは映画のデジタルビデオレコーダーへの録画を制限するという動きがあるとか。しかし、これは受け手となるユーザー(視聴者)にとっては、マイナスに働きかけない。
そんな中、栗原潔氏「栗原潔のテクノロジー時評Ver2」によって、ディズニーが「ファインディングニモ」や「モンスターズインク」等をネットで無償公開という動きも紹介された。下手に制限をかけるよりも、見せてしまうことで、販売に結びつけるビジネスモデルだ。
フリーミアムモデル(無料で多数の人に利用してもらい、そのうちの何割かを有償サービスにつなげる)に関しては、栗原氏のフリーライダーを許すビジネスモデルについて、フリーライダーを許すビジネスモデルについての続きという2本のエントリーが参考になる。
6月14日に岩手・宮城内陸地震が発生してから約2週間が経過した。筆者はこの時間、ちょうど横になりながら、夢うつつ状態でラジオを聞いていたのだが、パーソナリティが「いま揺れた?」と話したことで、頭上の電気と、洗濯物が揺れているのを感じていた。東北地方での大地震の影響が、関東にも影響を与えていたのだ。
そこで気になったのが、この春にラジオでも導入された、「緊急地震速報」。磯島大氏「磯島大の「マーケティング夢想」(^_^)」の自動車運転中の緊急地震速報ってどうなってるんでしょう? が触れていたが、間に合わなかったのが実情のようだ。筆者も気になるのが、ワンセグや地上デジタル放送。磯島氏も、「ワンセグ放送見てたら地震のあとに速報が入る??」と疑問を呈しているが、タイムリーに流せるはずのアナログ放送でも間に合わないものが、タイムラグを生じるデジタル放送でどうなってしまうのか。今後の技術革新に期待するしかない。
今回の地震について、高橋徹氏「代替案のある生活」の【岩手・宮城内陸地震に思う】 減災対策が出来ていた宮城県と各市町村は、宮城県の情報管理などの対応がしっかりできていることを指摘。きしくも地震の前々日が「県民防災の日」だったことも、迅速な対応ができた要因だろうか。
災害発生直後は、一般電話、ケータイなどがつながりにくくなり、情報が混乱・錯綜しがちだ。こういうときこそ、各社が提供している災害伝言ダイヤルなどの活用をしよう。川上暁生氏「ITコンシェルジュの Try ! & Error ?」の災害伝言ダイヤル まとめは、各災害伝言ダイヤルのリンクや情報がまとめてある。
ここで、地震が発生した2日前の12日に投稿された鶴田裕史氏「IT業界のマーケティングを問う」のもうちょっとのところで中途半端な電線の地中化についても触れておきたい。電線の地中化は、非常に重要なことである。だからこそ、地震などの災害時のことも考慮して設計すべきだろう。鶴田氏がいうように、「都市整備にお金をかけるのであれば、中途半端はやめて最後まできちんと執り行ってほしいと」願うばかりである。
いま、ビジネスの世界で必要なことは何か。それは、いかにリピーターを増やすかということだ。そういう意味で、加藤和幸氏「てくてくテクネコ」のリピーターになってもらう顧客サービスは、なかなか興味深い投稿だった。加藤氏が紹介したお店は、なぜ行列ができるレストランになったのか。「損して得取れ」の精神でお客を大事にしたサービスが、リピーターを生むのが分かる。
一方、中村昭典氏「中村昭典の、気ままな数値解析」の【10冊】 「サービス」が「クレーム」に変わる瞬間で紹介されたのは逆パターンだ。プレゼントも「限定」にすると、クレームに変わる瞬間があるのだ。コメントも含めて、ぜひ読んで欲しい。
6月から改正道交法が施行され、後部座席のシートベルトが義務化された。もちろんタクシーも、だ。北添裕己氏「トラパパ@TORAPAPA」のタクシーのシートベルト装着率とサービスレベルの向上は、そんなタクシーでのシートベルトとサービスについて感じたことを書いている。読者はどう感じているだろうか。
リピーターを増やすという意味では、メールマガジンというのも大いに活用したいツールだ。しかし、前回も紹介したように、特定電子メール法が改正された(関連記事)。メールマーケティングコンサルタントの吉田憲人氏「メルマガの先は・・・」は、特定電子メール法の一部改正法案の成立をどう読むか? という投稿をしている。リピーターを増やすつもりが、スパム扱いされてしまってはたまらない。これから、大変になっていくだろう。
これとは少し違うが、鶴田裕史氏「IT業界のマーケティングを問う」のインターネット上の流出画像も広告だとは・・・で紹介された、一見広告と分からない広告も最近は増えている。
ネットもリアルも、マーケティングの線引きがますます難しくなってしまうような気がしてならない。
6月14日、東京最後の地下鉄と言われる副都心線が開通した。便利になったが、ダイヤの乱れなど、何かとトラブル続きである。
藤井等氏「Allegro Barbaro」の(近道でも何でもないけど)副都心線で通勤してみたは、初日の「乗ってみた」レポートをまとめていて、なかなか参考になる。
また、岩永慎一氏「THE SHOW MUST GO ON」の東京メトロ副都心線でのはじめての体験では、実に興味深い体験を紹介。それは各駅停車だったのか、急行だったのか……。混乱が生じている模様が伺える。玉川岳郎氏「ニュータイプになろう!」の<通勤路の検証>F!副都心線に乗ってみましたからもその様子は見られるので、ぜひ読み比べて欲しいと思う。
加山恵美氏「C'est la vie」の祝、3周年>オルタナブログにも、後半部分で副都心線を利用した感想が載せられているが、やはりトラブルに遭遇したようだ。透明ベンチの写真も掲載されていて、座ってみたくなった。
秋葉原無差別殺傷事件から、3週間近くが経過した。その間にいろいろな報道もあり、事件についての捜査も進んでいる。
北添裕己氏「トラパパ@TORAPAPA」のだからぁ・・・「派遣」って、いちいちつけないんで欲しいんだよなー。では、事件報道から派遣問題についても論考されており、コメントも含めて興味深く読ませていただいた。
その後の調査で、トラックが突っ込んでから取り押さえられるまでが2分間だったということが分かった。山口陽平氏「一般システムエンジニアの刻苦勉励」の2分間で何ができるかは、その2分間から考えられる防止策を考察している。
今回の事件では、ネットというものもクローズアップされているが、折田明子氏「Empowerment blog」の0億円の犯行予告収集サイトでは、6月12日に公開された犯行予告収集サイト「予告.in」を紹介(関連記事)。
同時に、6月11日に可決・成立した「青少年ネット規制法」(関連記事)について、注意を喚起しているのが北添裕己氏「トラパパ@TORAPAPA」の本当に法規制で青少年をネットの有害情報から守ることができるのかだ。果たして法規制で解決するのか、筆者も懐疑的である。
ネットマナーに関しては、小川浩氏「Speed Feed」のネチケット(ネット上のマナー、エチケット)を教育要項に組み込むべき、と思うが興味深い提言をしている。つまり、何が良くて何が悪いのかということを、きちんと教えなければならないという根本的なことだ。この小川氏のエントリーを受けて投稿されたのが、新倉茂彦氏「新倉茂彦の情報セキュリティAtoZ」のネットエチケットやマナーは、絶対に必要と思う。が、何ができるのだろうか?。それでは実際にどうすればいいのかを論考している。
以上、6月12日から6月18日にかけて「オルタナティブ・ブログ」へ投稿された中から、幾つかを筆者の視点でピックアップさせていただいた。ただし、ここで取り上げたのは投稿の中のごく一部にすぎない。本稿を読んで、「オルタナティブ・ブログ」に興味を持ってもらえたならば、ぜひほかの投稿にも目を通して欲しい。
新しい投稿をチェックしたい場合は最新の投稿から見ていただければいいし、ブロガーから探したい場合はブロガー一覧、新規参加ブロガーからチェックしてもいい。ブロガー・ベスト30からは、ランキング上位の30人を探すことが可能だ。RSS配信もしているので活用して欲しい。
ITの今を知る、新たな発見があるはずだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.