現場ですぐに役立つ知識を欲するあなたに贈る珠玉のTips集。今回は、RAID 1の再同期にかかる時間を軽減する方法について解説します。
Solaris 9に標準搭載しているSolaris Volume Managerを使用し、RAID1(ミラーリング)を構築しています。データの保護という点では安心していますが、障害が発生した際などの再同期に時間がかかってしまい、その間HDDへのアクセスが遅くなってしまいます。再同期の速度を速くする方法はないでしょうか?
RAID 1の再同期に使用するバッファのサイズを大きくすることで、再同期の速度を調整できます。具体的には、/etc/systemに512バイト単位のブロック数を記述します。
set md_mirror:md_resync_bufsz = <ブロック数>
ブロック数のデフォルト値は128となっていますが、これは小規模なシステムに適切な値であるため、128〜2048の範囲で修正します。またこのとき、以下の点に注意してください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.