米Yahoo!、広告収入落ち込むも8%増益5%の人員削減が奏功

米Yahoo!の4〜6月期決算は、売上高は前年同期比13%減となったものの、人員削減などのコストカットにより純利益は8%増の1億4100万ドルとなった。

» 2009年07月22日 06時59分 公開
[ITmedia]

 米Yahoo!は7月21日、第2四半期(4〜6月期)の業績を発表した。売上高は前年同期比13%減の15億7300万ドル。純利益は1億4100万ドル(1株当たり10セント)と前年の1億3100万ドルから8%増加した。広告などの主要事業は落ち込んだものの、5%の人員削減を含むコスト削減が奏功した。

 売上高は、為替変動のほか、広告からの減収、比較ショッピングサイトKelkooの売却、ブロードバンド、VoIP、音楽サービスなどの受取手数料の低迷の影響を受けたという。

 自社運営サイトにおける広告収入は前年同期比16%減の8億5800万ドル、アフィリエイトサイトの広告収入は同9%減の5億1970万ドルとなった。課金サービスは同8%減の1億9500万ドル。

 トラフィック獲得コスト(TAC)を除外した売上高は11億3600万ドルで前年同期比16%減。

 キャロル・バーツCEOは「第2四半期の業績に満足している。われわれは人々のオンライン生活の中心となるべく、明確でシンプルなビジョンを提示してきた」と述べ、同日発表したホームページの刷新について「新ホームページはわれわれのこうしたビジョンの成果の1つだ」とコメントした。

 今後の見通しについては、第3四半期の売上高を14億5000万〜15億5000万ドルとみている。

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