Intel、SETI＠home的CPUグリッドアプリをFacebookで公開

IntelがFacebookユーザー専用のBOINCクライアント「Progress Thru Processors」を公開した。

[ITmedia]

　米Intelは8月3日、ユーザーが使っていないCPUパワーをグリッドコンピューティングに提供できるFacebookアプリ「Progress Thru Processors」を非営利団体のGridRepublicと共同で公開した。Facebook内のProgress Thru Processorsのページからダウンロードできる。

　このアプリケーションはバックグラウンドで稼働し、CPUがアイドル状態になるとユーザーが指定した研究プロジェクトにCPUパワーを自動的に提供する。ユーザーは、エイズやアルツハイマーなどの治療法を研究するRosetta@home、地球温暖化を研究するClimateprediction.net、マラリア撲滅を目指すAfrica@homeの3つのプロジェクトから貢献先を選べる。

　IntelはProgress Thru Processorsをカリフォルニア大学バークレー校の分散コンピューティングプロジェクト「BOINC」と共同で開発した。地球外知的生命体の探索プロジェクト「SETI@home」も、現在BOINCプロジェクトの1つだ。