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» 2009年08月23日 12時58分 UPDATE

Appleは「まだ審査中」と回答:Apple、AT&T、Googleが“Google Voice締め出し”に関するFCCの質問に回答

3社の回答によると、AT&Tはこの件に関与しておらず、AppleはGoogle Voiceを締め出したわけではなく現在審査中であるということになる。GoogleはAppleとの話し合いの内容についての回答を非公開にした。

[ITmedia]

 米Apple、米AT&T、米Googleは8月21日、米連邦通信委員会(FCC)が7月31日に3社に送ったApp StoreへのGoogleアプリ登録拒否に関する質問状に対し、回答した。Appleは「Google Voiceに関してはまだ審査中」としており、AT&Tは「AppleのiPhoneアプリの決断に関し、当社は何のかかわりもない」としている。GoogleはAppleとの話し合いの内容に関する回答を非公開にした。

 Appleは「ハードウェアとソフトウェアのシームレスな統合を目指している」ことを強調した上で個々の質問に答えている。なぜGoogle Voiceとその関連アプリを締め出したのかという質問に対しては、「締め出したと報道されているが、実際には現在まだ審査中の段階である。問題としているのは、このアプリがAppleのコアな携帯電話機能とインタフェースをGoogle Voice独自のものに置き換える可能性があることと、iPhoneの連絡先情報がGoogleのサーバに保管されることになるが、Googleからこれらのデータの安全性についての確約を得られていない点だ」と回答している。また、AT&Tはこの件にかかわっておらず、App Storeで公開するアプリの決定はAppleのみが権限を持っているとしている。ただし、アプリ公開後にAT&Tからネットワーク効率に関する懸念を表明された場合は、その懸念を考慮しているという。

 AT&Tは、Google VoiceのiPhoneアプリに関してAppleから相談を受けたこともないし、かかわっておらず「そもそもAT&TはApp Storeを所有しているわけでも運営しているわけでも管理しているわけでもない」としている。ただし公開されたアプリでAT&Tのネットワークを混雑させる可能性のあるものについてはAppleに懸念を表明することがあり、例えば音楽配信アプリやライブビデオ配信アプリに関してはAppleと協議し、Appleと開発者が問題を解決したという。また、iPhoneではGoogle Voiceの利用ができないのに、BlackBerryを含むほかのAT&Tのネットワークを利用するデバイスでは利用可能なのはなぜかという質問には、「Webブラウザ経由であればiPhoneを含むすべてのWebブラウズ機能付き携帯電話でGoogle Voiceを利用できるし、AT&TはBlackBerry向けGoogle Voiceの利用を無効にしていない」とだけ回答している。

 FCCはGoogleに対し、Google Voiceの機能、Google VoiceをめぐるAppleあるいはAT&Tとの話し合いの内容、Android Marketでの承認プロセスについてなどを質問していたが、このうちAppleあるいはAT&Tとの協議についての回答に関しては「非公開討議の内容について公開することは他社との競争上Googleにとって不利になる」という理由でFCCに対して非公開にするよう要請しており、FCCはこれを受け入れた。また、iPhoneユーザーがGoogle Voiceの機能を利用できるiPhoneアプリ以外のメカニズムはあるかという質問に対し、Webブラウザ経由での利用が可能だと回答。ただし、iPhoneアプリであればアドレス帳に直接アクセスして電話をかけることができるが、Webブラウザ経由ではそれができないとしている。

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