OpenOffice.org 3.2の正式版リリース

Sunの買収完了でOracleがサポートすることになったオープンソースのオフィススイート最新版「OpenOffice.org 3.2」のダウンロード提供が始まった。

» 2010年02月12日 16時05分 公開
[ITmedia]

 OpenOffice.org Communityは2月11日、オープンソースのオフィススイート「OpenOffice.org 3.2」の正式版をリリースした。同コミュニティーをサポートしていた米Sun Microsystemsの米Oracleによる買収完了後、初のリリースとなる。Windows、Linux、Solaris、Macの対応版を、ダウンロードページから入手できる。

 新バージョンでは、起動時間が短縮され、対応する文書フォーマットが拡大された。新たに対応したフォーマットは、「Open Document Format(ODF) 1.2」、パスワードで保護されたMicrosoft Office XMLファイルなど。そのほか、表計算ソフト「Calc」に多数の機能を追加し、スイートで使えるグラフ機能「Chart」モジュールのユーザーインタフェースを改良し、新しいタイプのグラフを追加した。

 なお、OpenOffice.org 2のサポートは2009年12月で終了しているため、OpenOffice.org Communityは同バージョンを使っているユーザーに対し、新バージョンへのアップデートを呼び掛けている。

企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ