Google、オンラインニュースフォーマット「Living Stories」をオープンソースに

Googleは、オンラインニュース向けのコンテンツ表示システム「Google Living Stories」をオープンソースプロジェクトにすると発表した。「Google News」とは表示方法やアプローチが異なる。

» 2010年02月19日 15時16分 公開
[末岡洋子,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine

 米Googleは2月17日、オンラインニュース向けのコンテンツ表示システム「Google Living Stories」をオープンソースプロジェクトにすると発表した。Google Codeでプロジェクトをホスティングする。

 Living Storiesはオンラインニュース向けのコンテンツ表示システム。トピック別にさまざまなソースからのニュースを集め、単一のページに見やすく表示する。Googleが提供するニュース検索サービスの「Google News」とは、表示方法やアプローチが異なる。

 Googleは2009年10月、New York TimesWashington Postと共同でプロジェクトを発表、これまでGoogle Labsでプロジェクトを進めてきた。ユーザーの反応が良いこと、メディア側の関心が高いことなどから、プロジェクトを一歩進めてオープンソースにした。これにより、開発者は同システムを使用したWebサイトを開発できる。

 Living StoriesはGoogleが提供するクラウド環境「App Engine」で動作するアプリケーションとなり、AppEngine Java SDKを使用して実装されている。また、ソースコードの取得にはMercurialが必要。

 コードはApache License 2.0の下、Google Codeのプロジェクトページで公開する。Googleでは数カ月以内にLiving Storiesを容易に利用できるツールを公開するとしている。



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