「Google Buzz」は、写真やビデオつきのつぶやき「Buzz」をGmail画面で受発信できるTwitterのような機能だ。BuzzについたコメントはリアルタイムでGmail上に表示される。
米Googleは2月9日、リアルタイムなソーシャル機能「Google Buzz」を発表した。Gmailの1機能としてGmailユーザーのアカウントに自動で追加される。全アカウントが対応するには数日かかる見込みだ。
Google Buzzでは、Twitterのようにリアルタイムでメッセージの送受信ができる。メッセージは公開することも相手を特定することもできる。やりとりする相手はGmailの連絡先を基に設定できるが、頻繁にメールやチャットで交流のある相手はあらかじめフォロー相手として設定されている。
Google BuzzのメッセージはGmail内で送受信する。自分のBuzzに対するコメントは、Gmailの受信トレイに届く。メッセージにはテキストだけでなく、写真やビデオ、リンクを添付することができ、それらのコンテンツはGmail上で再生できる。
Google以外のソーシャルサービスでの友だちのアクティビティもGoogle Buzz上で表示できる。現在はTwitter、Picasa、Flickr、Google Readerをサポートしており、今後対応するサービスは拡大する見込みだ。
Googleは、モバイルでのリアルタイム情報はさらに有用だとして、ロケーション機能を生かしたモバイル版のGoogle Buzzもリリースした。Android携帯とiPhoneに対応しており、端末のWebブラウザからモバイル版Google Buzzのサイトにアクセスして利用する。
モバイル版では、自分の現在地の近くに関連するBuzzが表示され、自分のBuzzには自動的に現在地のタグがつけられる(タグをオフにすることも可能)。また、Google MapsのBuzzレイヤーを利用すると、地図上にBuzzのふきだしアイコンが表示され、それをクリックするとその場所に関連する公開済みのBuzzを表示できる。
また、今後Google AppsにもBuzz機能を追加する計画で、ビジネス版と教育機関版には高度な機能が追加されるようだ。
Googleはサードパーティーの開発者向けにAPIを準備中で、Google Codeへの参加を呼び掛けている。
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