間もなく発表されるAndroid 2.2は、バージョン2.1から大幅に性能が高まっており、テザリングサポートや携帯電話をWi-Fiホットスポットに変える機能があるという。
Googleは次期版モバイルOS「Android 2.2(Froyo)」を来週のGoogle I/Oイベントで立ち上げる見込みだが、同OSの詳細が早くもネットに出回っている。
AdobeとGoogleは既に、Android 2.2がFlash 10.1をサポートすることを認めている。同OSでは断片化(複数のバージョンの乱立)の問題が抑えられるとも報じられている。
また、同OSはAndroid 2.1よりも450%高速だとAndroid Policeブログが報告している。TechCrunchは、同OSはテザリングをサポートし、Wi-Fiホットスポットとしても使えると伝えている。
Android PoliceはAndroid 2.2をNexus Oneにインストールして1週間テストし、Linpackベンチマークテストで動作速度をほかのデバイスと比べてみた。
テストの結果、Android 2.2を搭載したNexus Oneは37.5MFLOPSのスコアをたたき出した。Nexus OneにAndroid 2.1を搭載した場合は6.5M〜7MFLOPSなので、性能が450%高まっていると言える。スクリーンショットはこちら。
またTechCrunchは、Android 2.2には、ノートPCを携帯端末に接続してデータ通信できるUSBテザリング機能が内蔵されていると伝えている。同OSには、AndroidデバイスをWi-Fiホットスポットに変える機能もあるという。スクリーンショットはこちら。
これらの機能は、Androidが携帯電話を単なる小さなモバイルコンピュータではなく、今日のノートPCやデスクトップPCの機能性を一部実現できるモバイルコンピュータに変えられるということを示している。
これらはAndroid 2.2の重要な機能だ。そこで疑問なのが、同OSがスマートフォンに採用されるまでどのくらいかかるかということだ。5000万台以上売れているiPhoneの次期版が来月発表されることを考えると、これは重要な疑問だ。
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