IEのシェアが6割切る IE9β登場でも減少止まらず

一時回復傾向にあったIEのシェアが再び減少に転じている。最近リリースされたIE9のβ版はシェア0.1%にとどまっている。

» 2010年10月04日 11時49分 公開
[ITmedia]

 Microsoftは9月にInternet Explorer(IE)9のβ版をリリースしたが、シェア減少を食い止める効果はなかったようだ。

 分析会社Net Applicationsによると、9月のIEの市場シェアは59.65%と、前月の60.40%から減少した。6〜7月にかけてはシェアが回復傾向にあったが、その後は再び減少に転じている。一方、競合ブラウザは小幅ながらシェアを伸ばしており、Firefoxは22.93%から22.96%、Chromeは7.52%から7.98%に増えている。

2010年5〜9月の世界ブラウザ市場シェア(%)
9月 8月 7月 6月 5月
Internet Explorer 59.65 60.40 60.74 60.32 59.75
Firefox 22.96 22.93 22.91 23.81 24.32
Chrome 7.98 7.52 7.16 7.24 7.04
Safari 5.27 5.16 5.09 4.85 4.77
Opera 2.39 2.37 2.45 2.27 2.43
(資料:Net Applications)

 バージョン別では、IE8が順調にシェアを伸ばし、29%に達した。Firefox 3.6は17.05%でバージョン別では2位、IE6とIE7がそれに続く。両ブラウザともシェアが減り続けており、それぞれ15.55%と10.39%となっている。9月15日にβ公開されたIE9はシェア0.1%にとどまっている。

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