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» 2011年02月18日 17時27分 UPDATE

IBM、Watsonの医療分野での実用化に向けて音声認識のNuanceと提携

人気クイズ番組で優勝したスーパーコンピュータ「Watson」の高度な質問応答能力にNuanceの音声認識システムと医療用語分析ソリューションを搭載し、2年以内に医療分野への導入を見込む。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 米IBMは2月17日(現地時間)、スーパーコンピュータ「Watson」の医療分野への導入に向けて、音声認識技術の米Nuance Communicationsと共同研究契約を締結したと発表した。

 Watsonは、複雑だったりあいまいだったりする質問を分析する自然言語能力を備え、巨大な知識データベースを素早く検索してそうした質問に回答するシステム。先日、米国の人気クイズ番組「Jeopardy!(ジョパディ!)」に出演して語呂合わせや謎かけ、皮肉が含まれる出題をこなし、人間のチャンピオンを打ち負かして優勝した

 Nuanceとの共同研究では、IBMの「Deep Question Answering」「Natural Language Processing」「Machine Learning」といった技術をNuanceの音声認識技術および「Clinical Language Understanding」ソリューションと統合することで、医療従事者が患者の診療に当たって緊要な医療情報にすぐにアクセスできる質問応答システムの構築を目指す。

 例えば、医師が患者の症状について口頭で質問をすると、Watsonが関連する文献、過去の症例、最新の医学論文などの膨大な情報を分析し、療法をアドバイスする。

 両社は18〜24カ月のうちに最初の商用システムを提供する計画という。

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