日本オラクル、「JD Edwards EnterpriseOne」の最新版をリリース

ユーザーインタフェースに関わる機能が強化され、新たなレポート機能が追加された。

» 2012年04月06日 12時24分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルは4月6日、中規模企業向けERPパッケージ製品の最新版「JD Edwards EnterpriseOne 9.1」を発表した。ユーザーインタフェースの改善や新レポート機能を搭載したほか、業種別に機能強化も図られている。

 ユーザーインタフェース関連では予測による自動提案検索とクエリー検索、項目などにカーソルを置くと詳細情報をポップアップ表示するホバー機能が拡充され、画面やコンテンツの表示のカスタマイズ、スマートフォンからの利用に対応した。

 新レポート機能の「JD Edwards EnterpriseOne One View Reporting」は、財務や在庫、購買、製造、受注、資産管理、人事、給与、プロジェクト、不動産管理などの業務向けに、178種類の事前設定済みライブラリを搭載する。これにより短時間でレポートを作成できるほか、レポートのカスタマイズや新規作成も容易になるという。BI製品の機能を取り入れたことで、トランザクションデータから得た分析情報などをレポート作成に活用できるとしている。

 業種別では製造分野向けに購買注文の確認とその進ちょくを確認できる新たなプロジェクト・マニュファクチャリング機能や、生命科学分野向けに電子記録や電子署名、機器履歴簿など管理を通じて事故など際の監査証跡を支援する機能、消費財分野向けにロットやシリアル番号から原産地追跡ができる機能などを搭載する。

 最新版は、2000年9月提供の「Xe」以降のJD Edwards EnterpriseOneからのアップグレードと「JD Edwards World A7.3」以降からの移行に対応している。

関連キーワード

J.D.Edwards | Oracle(オラクル) | ERP


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ