講談社がDWH/BIシステムを構築、5億件のデータ分析に活用導入事例

Microsoft SQL Server 2012と HP ProLiant DL980などで構成されるシステムにより、処理速度も5倍に高速化された。

» 2012年07月02日 12時57分 公開
[ITmedia]

 講談社がデータウェアハウス(DWH)とビジネスインテリジェンス(BI)システムを構築し、5億件に上るデータ分析に活用するという。これを支援した日本マイクロソフトと日本ヒューレット・パッカードが7月2日に発表した。

 講談社が構築したシステムは、Microsoft SQL Server 2012とHP ProLiant DL980 G7サーバ、HP VMA3205 5TB SLCメモリアレイで構成される。同社はこれまでも売上や在庫、原価を商品ごとに分析するDWH/BIシステムを利用してきた。現在では毎日約5億件のデータを蓄積し、電子書籍の登場など業界の変化に応じた高度な分析が必要になったことからシステムを刷新したという。

 今回のシステムは、従来では5時間かかっていた夜間の集計処理が1時間以内に終了できるようにするなどの高性能化を図る。講談社の伊藤光システム部長はリリースの中で、「実データでの実機検証で現行の5倍以上の処理速度が確認され、他社のアプライアンス製品に対して4分の1程度の価格だったことから採用を決めた」とコメントしている。

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