富士通が製造業支援サービスを立ち上げ

富士通は製造企業向けに、「ものづくり革新隊」サービスを開始した。人材やツールの提供からアウトソーシングまで展開する。

» 2012年10月01日 12時42分 公開
[ITmedia]

 富士通は10月1日、情報通信技術を活用した製造業企業向けの支援サービス「ものづくり革新隊サービス」を開始した。人材や生産設備、ツールの提供のほか、専門業務の受託などを行う。

 新サービスは、設計、設計・生産連携、生産などに関する高度な技術力を持ったベテラン人材のノウハウを提供する「ものづくりエキスパートサービス」、精密組み立てロボットや生産機器、生産管理ツールなどを提供する「ものづくりツール」、機器の落下衝撃解析や材料分析など専門性の高い業務を同社が受託する「受託サービス」の3種類で構成されている。

 同社によれば、製造業では世界経済の低迷や円高、環境対応などの厳しい経営環境下で、製品強化やコスト削減、海外生産シフト、海外事業の拡大が急務となっている。ユーザー企業では先端の情報通信技術を活用することで、例えば、試作検証期間の短縮、作業負荷やコストの大幅削減などが可能になるという。実務経験者による課題の見える化支援では市場の動きに柔軟に対応できる生産ラインを構築できるようになると説明する。

 サービス利用価格は全て個別見積となり、即日から提供する。同社は今後3年間に関連ビジネスを含めて1000億円の売上を計画している。

「ものづくり革新隊」サービスの概要

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