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» 2012年11月07日 17時53分 UPDATE

BYODの安全性を高める「仮想スマホ」サービスを開発、NEC

NECは、クラウド上に仮想的なスマートフォン環境を構築、利用できる「NEC Cloud Smartphone」を発売した。

[國谷武史,ITmedia]

 NECは11月7日、クラウド上に仮想的なスマートフォン環境を構築し、業務などに利用できる「NEC Cloud Smartphone」を発売した。8日から東京・有楽町の国際フォーラムで開催する「C&Cユーザーフォーラム & iEXPO 2012」にも出品する。

 NEC Cloud Smartphoneは、クラウド上にAndroidの仮想スマートフォン環境を構築、実際の端末にインストールした専用アプリからインターネット経由でアクセスして利用する。専用アプリには仮想スマートフォン環境の画面データだけを転送する仕組みで端末内にデータが残らず、業務利用する個人の端末が紛失や盗難に遭っても、業務データが漏えいするリスクを軽減できるという。

 これと似た仕組みは、PCの仮想デスクトップ技術では実用化されているが、スマートフォンにすることで、実際の端末に搭載されているGPSや加速度センサなどを利用できる点が特徴という。例えば、仮想スマートフォンで地図アプリを起動した場合、実際の端末のGPSで取得した位置情報を仮想スマートフォンの地図アプリに反映できる。実際の端末の向きを傾けると、仮想スマートフォンのデスクトップ画面も動きに合わせた表示が切り替わる。

 NEC Cloud Smartphoneでは仮想内線機能も搭載。ユーザーが社外にいても、仮想スマートフォンの内線アプリを使って社内の相手と通話ができる。これにより、通話料を抑制できるほか、連絡先データや通話履歴が外部に漏えいする心配が無いとしている。

tknec002.jpg Androidタブレットから仮想スマートフォンのPDFデータを表示したデモ

 同社ではオプションでウイルス対策やモバイル端末管理(MDM)などの機能も提供する予定。iOSなどAndroid以外のOSへの対応も進める。利用価格は個別見積りで、100ユーザーにおけるシステムの参考価格は360万円。今後5年間で200億円の売上を見込む。

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