ビッグデータの管理・分析の新アーキテクチャとアプライアンスを発表、テラデータ

構造化データや非構造化データをさまざまなデータ基盤で円滑に管理、活用する「Teradata UDA」アーキテクチャと、このアーキテクチャを構成する2種類のアプライアンスを提供する。

» 2013年03月07日 16時49分 公開
[ITmedia]

 日本テラデータは3月7日、データ管理・分析の新たなアーキテクチャ「Teradata Unified Data Architecture(Teradata UDA)」と、Teradata UDAを構成するアプライアンス新製品「Teradata Aster Big Analytics Appliance」「Teradata Data Warehouse Appliance 2700」を発表した。

 Teradata UDAは、同社のデータウェアハウス、ビッグデータ分析の「Teradata Aster」、オープンソースのApache Hadoopの3つのデータ基盤の間で、自在なデータ移動や一元的な管理を実現するもの。構造化データと非構造化データの両方を効率的に活用できるようにするという。

 各基盤向けのアプライアンスをはじめ、データアクセスの「Teradata SQL Assistant」「Aster SQL-H」、データ移動の「Aster-Hadoop Adapter」「Aster-Teradata Adapter」「Teradata Connector for Hadoop」、統合管理の「Teradata Viewpoint」などの製品で構成される。併せて発表した2種類もこれに加わる。

 Teradata Aster Big Analytics Applianceは、リレーショナルデータベースとMapReduce技術を統合した並列処理型ソフトウェア「Aster」とApache Hadoopによるビッグデータ分析プラットフォーム。事前定義済みのSQLやMapReduceの関数をパッケージ化しており、ハードウェア面ではノードあたり256GバイトのメモリとInfinibandのインターコネクトを採用している。Aster単体の前モデルに比べてラックあたりのCPU性能を3.5倍、ストレージ容量を6.5倍、搭載メモリを7倍に向上させた。

 Teradata Data Warehouse Appliance 2700は、前モデルに比べてクエリ性能を最大2倍、ロード性能を最大4倍に向上。最大162ノード、ユーザー領域を1.6ペタバイトにまで拡張できるエントリー向けとなる。

 アプライアンス製品は同日から販売を開始し、最小構成での税別販売価格はTeradata Aster Big Analytics Applianceが4500万円、Teradata Data Warehouse Appliance 2700が5700万円となっている。

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