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» 2013年07月11日 19時46分 UPDATE

Hitachi Platform Solution World 2013:スピードとグローバル重視のビジネスを支えるIT基盤とは?

わずかこの半年の間に日本の経済情勢は激しい変化をみせた。日立製作所 情報・通信システム社サービス部門CEOの塩塚啓一氏は、変化に対応できるIT基盤への取り組みを語った。

[ITmedia]
hitachi0711.jpg 情報・通信システム社サービス部門CEO 塩塚啓一氏

 2012年後半の政権交代を契機に、日本の経済情勢は円高から円安へ大きくシフトするなど、激しい変化をみせている。7月11日に開催された「Hitachi Platform Solution World 2013」の主催者セッションに登壇した日立製作所 情報・通信システム社サービス部門CEOの塩塚啓一氏は、「スピード、グローバルがキーワードになっている」と指摘した。

 同氏によると、顧客企業からは「変化に追従すべく、すぐにシステムを使いたい」「簡単にグローバルのビジネスを立ち上げたい」「イノベーションを起こして直ちにグローバル展開したい」という声が頻繁に聞かれる。上述の経済情勢の変化を受けて顕著にみられる企業のニーズだ。

 経済情勢の変化と同じようにIT環境も激変している。例えば、既に仮想サーバの台数が物理サーバを上回り、スマートデバイスが台頭、クラウドサービスも2016年まで毎年2けた成長を続けるという予測もある。「ITにもパラダイムシフトが起きている。ビジネスニーズがITインフラに求めるのは、迅速性の確保とグローバル展開だ」(塩塚氏)という。

 このため、日立も顧客に提供するITインフラの新たな取り組みを進めている。従来は顧客企業ごとにITインフラを構築し、提供した。このITインフラを共通化し、スピーディーに顧客へ提供する形にシフトさせつつある。「ITがビジネスの足かせになってはならない。そこで日立は、顧客が求める形でのITインフラの提供に注力している」と塩塚氏は述べた。

 その一例として、英国で提供する鉄道設備の保守サービスでは車両に搭載したセンサからリアルタイムに情報を収集、管理し、故障などを予防できるサービスを実現した。以前には故障が発生する度に対応し、時間を要するなどの課題もあった。そのサービス基盤を共通化するために、同社では車両のどの部分にどうセンサを配置するのかという実証実験を何度も行ったという。

 これまでのオンプレミス型システムの構築で培ったノウハウや同社のクラウドサービス「Harmonius Cloud」に加え、塩塚氏が「メガプレーヤー」と呼ぶAWSやSalesforce、Windows Azureといった同社が協業するパブリッククラウドを含めての包括的な提供体制を構築しつつある。

 英国でのサービス事例のように、そこでは「グローバル30万人の日立社員が利用する実績と実業の経験」が最大の強みであるという。塩塚氏は「こうしたさまざまな形態のIT基盤の提供を通じ、スピードとグローバルを求める顧客企業のビジネスを支援したい」と語った。

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