日立グループ、AWSとクラウドサービス連携を本格始動

日立グループ各社の製品のAWS対応を推進するほか、ハイブリットクラウドやSAP製品のAWS上での構築、認定技術者の育成などを進める。

» 2013年06月03日 11時53分 公開
[ITmedia]

 日立製作所と日立ソリューションズ、日立システムズは6月3日、米Amazon Web Services(AWS)が提供するクラウドサービスとの連携を本格的に開始すると発表した。クラウド事業を強化し、企業顧客のグローバルにおける事業拡大を支援するとしている。

 今回の事業強化では日立グループのクラウドサービス「Harmonious Cloud」のサービスメニューに、AWS EC2などのAWSのサービスを追加するほか、2013年度中にはAWSへの専用線接続機能「AWS Direct Connect」も提供して、両クラウドサービスを連携させたハイブリッドクラウドサービスの提供も予定する。

 また、6月からAWS上でSAPのソフトウェア製品を利用するアプリケーションの構築、運用ソリューションを提供する。日立ソリューションズでは8月30日に発売する情報漏えい対策ソリューション「秘文」シリーズの新製品「秘文 Cloud Data Protection」でのAWS対応を図り、AWSを基盤とするストレージサービスで同製品によるデータ保護機能を提供する。

 日立グループでは2013年度中に、200人のAWS認定技術者の育成に新たに着手するとしている。

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