日立、最新インテルプロセッサのPCサーバを発売

日立アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」およびネットワークストレージサーバ「HA8000/NS」の新製品を発表した。

» 2013年07月24日 15時10分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は7月24日、日立アドバンストサーバ「HA8000 シリーズ」に最新のインテル Xeon プロセッサを採用した1プロセッサモデルの新製品と、Windows Storage Server 2012対応のネットワークストレージサーバ「HA8000/NS」の新製品を発表した。25日に発売する。

 HA8000 シリーズの新製品では1プロセッサモデルのタワーサーバ「HA8000/TS10」およびラックマウントサーバ「HA8000/RS110」で、「インテル Xeon プロセッサーE3-1200 v3製品ファミリー」を採用。従来モデルに比べて約1.1倍の処理性能を実現しつつ、ストレージ容量を約33%拡大させた最大16テラバイトとした。

また、省電力性も向上させている。このモデルとしては初めて、設定した消費電力の上限値を超えないようにプロセッサの動作を自動的に制御する動的パワーキャッピング機能を搭載。HA8000/RS110では変換効率94%を超える業界水準の「80 PLUS PLATINUM」認証を取得した電源モジュールを採用している。

 中小規模システムのファイル共有およびバックアップ用途向けのHA8000/NSシリーズではWindows Storage Server 2012に対応し、ファイルサーバ機能などを強化した。「HA8000/NS10」「HA8000/NS110」「HA8000/NS220」「HA8000/NS220-s」の4機種において、Windows Storage Server 2012 Standardをサポート。重複排除機能が追加され、ファイル共有プロトコル「SMB 3.0」への対応によってファイル転送も高速化した。さらに、「HA8000/NS10」「HA8000/NS110」ではストレージ容量を約33%拡大し、最大12テラバイトとした。

 同社では維持保守サービスや保守員による定期点検サービスをセットにして提供する「おまかせ安心モデル」や、指静脈認証システムの導入に適した「指静脈認証ログオンパック」など、中小規模のシステムの構築負担を軽減し、安定稼働を支援する独自の製品群を提供。今回のラインアップ拡充によって、中小規模のシステムの構築・運用における多様なニーズに対応していくとしている。

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