パロアルトネットワークス、企業向けのAndroidマルウェア解析サービスを開始

クラウド型サンドボックス解析サービス「WildFire」で、AndroidアプリのAPKファイルを解析できるようにした。

» 2013年09月11日 12時36分 公開
[ITmedia]

 パロアルトネットワークスは9月11日、クラウド上のサンドボックス環境でマルウェアなどを解析する「WildFire」サービスでAndroidアプリの解析にも対応したことを発表した。

 WildFireサービスは、同社のデータセンター(国内にも設置)にあるサンドボックス環境で、ユーザー企業から提供された不審なファイルの挙動などを解析することにより、マルウェアなどを検出する。最近は企業でもAndroidデバイスの活用が始まり、情報搾取や詐欺、不正広告配信などを行うAndroidアプリのマルウェアのリスクが高まっていることから、同サービスでAndroidアプリのAPKファイルを解析できるようにしたという。

 既に30万以上のマルウェアを検知できるようにしており、解析からマルウェアと判断されたアプリについてはシグネチャが生成され、ユーザー企業などの次世代ファイアウォールアプライアンスに反映される。従業員などが社内ネットワークからアプリをダウンロードする際に、マルウェアを検知できるなどの効果が期待される。

 同社は併せて、モバイル環境での業務や在宅勤務などの際にAndroidやiOS端末からの通信を、企業内の次世代ファイアウォールにVPN接続させることで、通信の管理やアプリケーションの制御、不正侵入対策などをできるようにする「GlobalProtect」も発表した。このためのアプリはGoogle PlayおよびAppStoreから無償ダウンロードできる。

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