ノジマ、流通業では最大規模のBYODをスタート

社員によるiPad/iPad miniの購入金額を会社が補助。店頭での接客業務にも利用する。

» 2014年03月17日 15時32分 公開
[ITmedia]

 家電量販のノジマは3月17日、4月入社予定を含む約3000人の店舗担当スタッフを対象にBYOD(個人端末の業務利用)の運用を開始したと発表した。対象端末はiPadとiPad miniで、購入希望のスタッフに同社が補助を行い、購入を推奨してきたという。

 BYOD導入は、スタッフ自身によるタブレット端末の実体験を通じた販売活動の促進が目的。同社は「来店客にiPadを使用した新しいプレゼンテーションスタイルで接客を行う。ユーザー目線で使い方や楽しみ方を実体験し、顧客への提案に生かしていけると期待している」と説明する。

 スタッフが所有するiPadとiPad miniは、基幹システムとも連携し、端末からリアルタイムに在庫状況や商品の配送日などを確認できるという。これにより、作業の効率化や契約業務の簡素化、スタッフ間での迅速な情報共有、ペーパーレス化によるコスト削減などの効果も見込む。セキュリティ対策では個人および端末の認証を徹底するとし、運用は社内ネットワークに限定するという。

 同社によれば、今回のBYOD導入は国内流通業では最大級の規模としている。

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