マカフィー、中小企業に多層保護のセキュリティサービスを提供

企業規模を問わずに狙う標的型サイバー攻撃に対して、予算面などに制約のある中小企業でも多層型のセキュリティ対策を導入しやすいサービスだという。

» 2014年04月24日 15時54分 公開
[ITmedia]

 マカフィーは4月24日、企業向けセキュリティ対策の新サービス「McAfee Security for Business」を発表した。5月1日から販売代理店を通じて提供する。

 McAfee Security for Businessは、機密情報を搾取する標的型サイバー攻撃などの脅威に対して、複数のセキュリティ対策を重ね合わせるように用いることでその侵入や拡大を防ぐ「多層型セキュリティ対策」を可能にする。多層型セキュリティ対策では複数の対策機能を導入したり、管理したりする必要性があり、特に予算面で制約のある中小企業では活用が難しいという。同社のサービスでは各種の対策機能や管理機能をクラウドサービス化することで、導入や活用のしやすさを実現したという。

 新サービスには、PCやサーバなどを保護する「McAfee SaaS Endpoint Protection」(マルウェア/スパム対策、フィッシング攻撃対策など)や、クラウド型リアルタイム脅威データベース「McAfee Global Threat Intelligence」を活用したWebセキュリティの「McAfee SaaS Web Protection」、送受信メールの保護と脅威をブロックする「McAfee SaaS Email Protection & Continuity」が含まれる。

サービスのイメージ

 管理機能も提供され、ユーザー企業が社内に管理サーバを構築する必要は無い。これによって企業規模を問わず脅威対策の導入と運用を簡素化することもできると説明する。

 利用料金は1ユーザーあたり年間7020円(税別、101〜250ユーザー利用で1年契約の場合)からとなっている。

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