タイとインドネシア、フィリピン、マレーシアのグループ会社が利用する基幹システムを日本からシンガポールのデータセンターに1.5日の停止で切り替えた。
味の素はタイとインドネシア、フィリピン、マレーシアのグループ会社が利用するSAPお基幹システムをシンガポールのデータセンターに移行した。富士通が移行を手掛け、システム停止期間は1.5日だったという。
味の素は海外での事業展開を図っているが、4カ国のシステムは日本のデータセンターで運用していた。今後の事業継続性を考慮して、自然災害リスクの低い地域への移設を決め、富士通がシンガポールに開設している「FUJITSU Cloud IaaS Private Hosted LCP」を採用したという。
移行では各拠点のデータベースの構造や運用時間の違いなど複雑な条件があったものの、富士通の経験を生かして効率化し、短期間で移行できたという。
富士通は、この移行に合わせてシンガポールにサービスデスクも開設。英語対応による直接的なユーザー企業のサポートを提供するという。
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