国内中心の社員4000人強と海外・グループ会社を含む合計7000人を対象としたシステムを導入している。
丸紅が国内海外とグループ会社の社員7000人の利用を想定するアプリケーション仮想化基盤を導入した。基盤構築を手掛けた新日鉄住金ソリューションズとシトリックス・システムズ・ジャパンが5月14日に発表した。
今回の基盤はシトリックスのXenAppやNetScalerと新日鉄住金ソリューションズのクラウドサービス「M3DaaS@absonne(エムキューブダースアブソンヌ)などから構成される。モバイル環境からの「セキュリティ」と「利便性」の両立が焦点になったという。
丸紅は2010年からITを使った社員の生産性向上とワークスタイル変革に取り組んでいたといい、モバイル環境では情報漏えいの危険性からメールの参照が制限されるなど、業務効率が阻害されていた。今回の基盤は、この問題の解決を含む取り組みを強化するもの。
社員は出張先や自宅から、個人端末でも業務ができるようになり、特に外出や海外出張の多い営業部門の社員は、オフィスに戻らないとできない業務が大幅に減少し、場所にとらわれないワークスタイルを実現しつつあるという。今後は業務アプリケーションの仮想化と活用を推進していく計画だという。
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