日本IBMが構築を進めている、みずほ銀行の「みずほクラウド」が3月に稼働を開始した。
みずほ銀行グループのプライベートクラウド基盤「みずほクラウド」が3月にチャネル系システムでの稼働を開始した。この構築を手掛けている日本IBMが5月26日に発表した。
みずほクラウドにはIBM Power Systems(本番環境向け3台、開発および災害対策向け3台)やIBM Workload Deployer(現:IBM SmarterCloud Orchestrator)、「IBM System Storage SANボリューム・コントローラー」などの製品が採用された。仮想化技術などを活用してハードウェアやシステム運用の環境を一体的にすることでシステム基盤の構築コストを5割以上削減することを目指しているという。
例えばIBM Workload Deployerでは、設計基準を満たす設定済みのシステム基盤をクラウドで配布できるようになり、従来2カ月を要していた基盤構築を2〜3日にまで短縮したという。
みずほクラウドでは今後、決済系システムや情報系システムなどが集約される予定になっている。
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