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» 2014年09月02日 12時19分 公開

導入事例:富士通、JAXAやNASAが推進する「全球降水観測計画」のシステムを構築

衛星から取得した世界中の降水に関する情報を高速処理して、気象庁などの関係機関に配信する。

[ITmedia]

 富士通は9月2日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や米NASAら推進する「全球降水観測計画(GPM)」の地上システム「GPM/DPRミッション運用系システム」を構築したと発表した。複数の衛星から取得したデータから世界中の降水に関する情報を作成し、NASAや気象庁、水災害・リスクマネジメント国際センター(ICHARM)、国際建設技術協会(IDI)などの関係機関に配信する役割を担うシステムとなる。

 同システムは、米国メリーランド州のNASAの降水データ処理システムと連携する。一部のデータ処理はNASAが配信したデータを発信後13分間で返信を完了する必要があり、そのために即時処理データ専用の計算機を設置して対処。24時間の継続運用のために同社が製品提供から運用保守までを一貫して担当する。

 JAXAは2月28日から一部機関向けに同システムからデータを配信しており、9月2日からはJAXAの「地球観測衛星データ提供システム(G-Portal)」からの一般向けにデータが提供されている。

GPMに搭載された二周波降水レーダー(DPR)での降水の三次元分布画像(富士通より)

 GPMは地球上の水循環メカニズムの解明、水資源管理への貢献、気象予報精度の向上を目的とした国際プロジェクト。GPM主衛星と複数の副衛星群が地球全体の降水を一日に複数回観測しており、従来は困難だった海上での降水状況の観測も可能になった。

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