富士重工、タブレット端末の商談支援システムを構築

日立製作所と共同でタブレット端末を使った商談支援システムを新たに導入する。

» 2016年06月03日 17時28分 公開
[ITmedia]

 富士重工は6月3日、タブレット端末を活用する商談支援システム「SUBARU Sales Support システム」を日立製作所と共同構築したと発表した。同システムは8月までに全国のスバル特約店44社460店舗で利用開始される予定という。

 「SUBARU Sales Support システム」は、顧客の要望に応じた条件を入力すると、具体的な見積金額や3D画像でカスタマイズする車両の外観や使用シーンのイメージを瞬時に表示する。画像を360度回転して表示させながら、さまざまな角度から車両の外観や内装を確認できる。市街地のドライブからレジャー、アウトドアなどの利用シーンもイメージしやすい。

表示する営業用コンテンツのイメージ(出典:日立製作所)

 営業担当者は、タブレット端末上で顧客が来店してから試乗、見積、注文書作成まで、対面しながら行える。持ち運び可能なタブレット端末であるため、店舗だけでなく顧客の自宅や勤務先、イベント会場などでも商談を進められる。

 同システムの構築にあたっては、構想段階から日立の顧客協創活動「Ex アプローチ」を活用した。セールススタッフへのインタビューや実地調査によるニーズ整理、ロールプレイを活用したワークショップなどを実施、「具体的なカスタマイズ車両イメージの提示」、「迅速な見積作成」などのセールススタッフのニーズを満たすための機能や要件を明確にした。

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