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» 2017年07月21日 11時30分 UPDATE

大和ハウス工業、RPA導入で働き方改革推進へ

ソフトウェアロボット「BizRobo!」を活用したRPAを導入し、働き方改革や経営管理の高度化を図りながら、基幹システムに関わる業務を自動化した。

[金澤雅子,ITmedia]

 大和ハウス工業は、ホワイトカラーの生産性向上を目指し、基幹業務に「BizRobo!」を活用したRPAの導入を決定した。RPAを適用する要件の定義やロボットの開発は、アビームコンサルティングが支援する。

 今回導入するシステムでは、RPAテクノロジーズの新機能「Device Automation」も組み合わせ、従来のRPAツールでは対応できなかった基幹システムに関わる業務も自動化し、業務の効率化を図ったという。

 大和ハウス工業では、本格導入に先駆けて、部門横断的な体制で試験導入を実施し、その効果を検証した。試験導入では、業務の効率化と精度の向上を目的に、「働き方改革の推進」「内部統制業務の効率化」「法令順守、コンプライアンスの強化」「連結決算の生産性向上」「日常会計の生産性向上」「経営管理の高度化」「情報収集のコスト削減とスピード向上」の7つの業務領域を選定し、RPA適用を進めた。

 働き方改革の推進では、その背景として勤怠状況の多面的な実態把握が求められる中、勤怠情報を網羅的に自動取得し、ポリシーにのっとったチェックや分析を実施するロボットを導入。問題点の見える化と改善を進めている。

 内部統制業務の効率化では、業務プロセスやルールの順守状況チェックする業務のうち、情報収集や定型的な整理作業をRPA化。人間でなければできない確認、判断作業に担当者が注力できる仕組みを構築するこができ、内部統制の確実な実施と効率化の両立を図れたとしている。

 法令順守とコンプライアンスの強化では、建設業界における社会保険加入率向上が求められる中、全社で起用する数千の協力会社の社会保険加入状況を定期的に可視化するため、情報集計、分析業務をロボット化した。

 連結決算の生産性向上では、複数のパッケージ製品を用いて行われる連結決算業務でデータ連携作業をロボット化し、また、日常会計の生産性向上では支払いに関する妥当性のチェックといった日常的に発生する業務を定型化する会計業務をロボット化。ともに業務工数を削減し、併せて正確性とスピード向上を実現したとのこと。

 経営管理の高度化では、「SAP ERP」で生成される財務会計データを収集、分析し、管理会計レポートを生成する業務をロボット化。担当者は、本来行うべき戦略策定や施策検討に注力する余力を創出できたという。

 さらに、情報収集のコスト削減とスピード向上を目的に、データの収集作業をロボットに実施させ、内製化することで外注コストを削減。従来は工数の制約で実施できなかった収集頻度の向上や収集範囲の拡大も図れたとしている。

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