NECアクセステクニカは、無線ルータ「Aterm WARPSTAR」シリーズに搭載している自動設定技術「らくらく無線スタート」が「PSP」のゲームソフト2タイトルに採用されると発表した。また、バッファローも同社の「AOSS」に関して同様の発表を行っており、これら対応ルータのユーザーなら、無線LANのインフラストラクチャモード設定を簡単な手順で済ますことができる。
対応するゲームタイトルは、レースゲームの「WIPEOUT PURE」(ソニー・コンピュータエンタテインメントヨーロッパ、4月7日発売)と競馬ゲームの「ダービータイム」(ソニー・コンピュータエンタテインメント、4月21日発売)の2つ。ともに無線LANのインフラストラクチャモードに対応しており、インターネットを介してゲームデータのダウンロードなどが可能になる。
たとえば「WIPEOUT PURE」では、専用サイト「ワイプアウト ピュア オンラインサイト」に接続し、ソフトには収録されていない新しいサーキットやクラフト、BGMなどのデータを入手できる。ダウンロードしたデータは、メモリースティックDuoに保存可能だ。なお、ダウンロード可能なデータの内容は公式サイトで順次公開する予定だ。
タイトル | メーカー | 発売日 | 価格 |
---|---|---|---|
WIPEOUT PURE | ソニー・コンピュータエンタテインメントヨーロッパ | 4月7日 | 5040円 |
ダービータイム | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 4月21日 | 5040円 |
「AOSS」は、バッファローが2003年に開発した無線LANのゼロコンフィグ技術だ(関連記事)。アクセスポイントの探索から接続、暗号化方式の選択、暗号キーの生成といった設定作業を一括して自動化するもので、「ユーザーは無線LANセキュリティに関する知識はもちろん、実際の暗号化キーを憶えておく必要もない」(同社)。
AirStationの「AOSSボタン」を押すと、AirStationは一定の時間だけ「特殊な暗号化モード」に入り、一番近くにあるPSPなどのクライアントを検出する。クライアントを確認すると、ESSIDやWEPキーをやり取りして設定を行う仕組み。バッファローによると、現在同社が販売しているほとんどの無線ルータが対応しているという。
一方のNECの「らくらく無線スタート」も、同様の機能を持っている。ゲームタイトルのネットワーク設定機能から「らくらく無線スタート」を選択し、アクセスポイント側のボタンを操作すると、あらかじめアクセスポイント側に登録されているSSIDおよび暗号化キーを送信。対応するアクセスポイントは、「Aterm WR7800H」と「Aterm WR6600H」の2機種だ(Aterm側のファームウェアバージョンアップが必要な場合もある)。
設定手順は下記の通り(らくらく無線スタートの場合)。
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