レビュー
» 2006年01月18日 23時12分 UPDATE

レビュー:「PSP」を“テレビ以上”にするロケーションフリー (1/3)

ソニーのロケーションフリーベースステーション「LF-PK1」と「PSP」を組み合わせて使ってみた。“ロケーションフリー”という言葉通り、場所を問わずにテレビを楽しめるアイテムだ。お風呂場や喫茶店など場所を変えながら試してみよう。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 前回から随分と時間が経ってしまったが、今回はソニーの“ロケーションフリーベースステーション”「LF-PK1」と「PSP」を組み合わせて使ってみた。“ロケーションフリー”という言葉通り、場所を問わずにテレビを楽しめるアイテムだ。

photo 家の中でワイヤレステレビになり、インターネットを介して外出先でも自宅のテレビを楽しめる。PSPはファームウェア「バージョン2.50」以降(最新バージョンは2.60)が必要だ

 LF-PK1は、「エアボード」や「LF-X1」のコンセプトを引き継ぐネットワーク対応のTVチューナーだ。発売当初はPC用のクライアントソフト(LFA-PC2)しかなかったが、昨年10月のアップデートにより「PSP」をクライアントに使えるようになった。既にPSPを所有しているのであれば、3万円程度の追加投資でロケーションフリーTVが入手できるわけで、従来製品と比べてコストパフォーマンスは非常に高い。

 LF-PK1は、チューナーや外部入力の映像をMPEG-4にリアルタイムエンコードして、内蔵の無線LAN(IEEE 802.11a/b)や有線LANで伝送する。DDNS(ダイナミックDNS)の自動通知機能も搭載しており、インターネット経由のアクセスに対して暗号化した映像を送信可能。ソニーでは、これを「NetAV」と呼んでいる。以前のロケーションフリーTVではユーザーがDDNSサービスの申し込みや設定をしなければならなかったが、LF-PK1ではソニー自身がDDNSを提供することで、簡単設定&無料化を実現した。

photo 本体サイズは46(幅)×128(奥行き)×138(高さ)で重量は約470グラム。以前のベースステーションに比べると小柄になった。パッケージにはPC用クライアントソフトの体験版などが含まれている

 内蔵チューナーは、地上アナログ放送とCATVチャンネル(C13〜C63)に対応。背面の外部入力は、S端子付きが1系統とコンポジットのみが1系統の計2系統で、そのほかにAVマウスを接続するための端子やイーサネット端子を備えている。なお、付属のAVマウスは赤外線送信部が1つしかないので、設置時には複数の外部機器をカバーできる場所に置くように気を付けたい。

photo 背面にはチューナーのRF入力と2つの外部入力端子(1つはS端子付き)があり、DVDレコーダーやビデオデッキ、デジタルチューナーなどを接続できる
photo AVマウスは1つだけなので、2つ以上の外部入力機器を使う場合は両方をカバーできる場所に設置する

 設定は、あっけないほど簡単だ。ファームウェア2.5以上のPSPなら、「ネットワーク」内に「ロケーションフリープレイヤー」がある。これを起動するとセットアップ開始だ(初回のみ)。LF-PK1の背面にある「SETUP MODE」ボタンを押し、LEDが点滅しているときに、PSPで無線LAN接続すればクライアント登録は終了。すぐにテレビ画面が表示される。SSIDやWEPキーを入力する必要もない。

photo 設定は簡単

 同様にNet AVの設定も行う。ロケーションフリープレイヤーの操作パネルから「ベースステーション設定」を選び、ログイン画面でユーザーIDとパスワードを入力。このときだけはソフトウェアキーボードの操作が求められる。あとは画面の指示にしたがって決定ボタンを押していくだけ。最後にNetAVテストを行い、成功すれば設定終了だ。また、ルータを併用する場合は、DDNSの通知のために特定のポートを開く必要があるが、ルータ側がUPnPに対応していれば自動的に処理してくれる。UPnP非対応のルータを使用する場合は、ポートフォワーディングの設定をしておこう。

photo ダイナミックDNS設定中。といっても、ユーザーは「同意する」だけ

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