レビュー
» 2008年03月24日 08時30分 UPDATE

レビュー:デジ一眼がぐっと身近に――ニコン「D60」 (1/7)

ニコンの小型軽量デジ一眼がバージョンアップ。愛嬌あるボディに「アクティブD-ライティング機能」などの最新機能をバランスよく備え、一眼レフがより身近に感じられる仕上がりだ。

[荻窪圭,ITmedia]

 2007年に大ヒットしたデジタル一眼レフといえば、ニコンの「D40」「D40X」。性能面ではさほど突出していないこのカメラが大ヒットした理由は、安さのみならず、小さくて軽くて丸っこくて可愛いというデザインが大きかったと思う。一眼レフらしいゴツさや大仰さがまったくなく、気楽に手に取れるかわいさがあったのだ。高機能と堅牢性を要求されるハイエンドモデルにはできない芸当である。

 そして2008年になり、後から登場したD40Xをリプレースする後継機がもう登場した。それが「D60」だ。610万画素のD40はそのまま低価格&小型軽量一眼レフとして残り、画素数くらいしか差別化のポイントがなかったD40Xが一足先に入れ替わると思っていい。

hi_DSC_4653.jpg 左がD40X、右がD60。デザインはほとんど一緒。レンズもそれぞれレンズキット付属の18-55ミリだ。D60についているレンズはVRレンズ(光学式手ブレ補正レンズ)のため、やや太くて大きい

 これで、「D40」→「D60」→「D80」とニコンのアマチュア向けデジタル一眼レフがきれいに並んだわけだ。型番は大きく変わったが、D40XとD60の違いはさほど多くない。写真を見ると分かるようにボディのデザインはほとんど一緒、重さもほぼ同じである。

hi_DSC_4660.jpg 上から見たところ。左がD40X、右がD60。撮影モードダイヤルのデザインと、グリップ部にあるボタンの機能が異なっている
hi_DSC_4678.jpg 背面から比較。左がD40X、右がD60。D60のアイピースがワンランク上のものになった(別売りされておりD40Xにも装着可能)。また画面デザインが微妙に変更されているのが分かる

 新しくなったのは主に3点。

 ひとつはフィルタを振動させてホコリをふるい落とす「イメージセンサークリーニング機構」を搭載したこと。

 ふたつめは内部のデジタル処理。撮影時のホワイトバランス設定がより細かくなり、「アクティブDライティング機能」が搭載された。再生時は簡易レタッチ・現像機能が利用できる。

hi_DSC_4740.jpg D60とレンズキット付属の「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR 」。ボディが小さい分レンズがちょっと大きく見える

 みっつめはレンズキットに付属するレンズ。小型軽量の18-55ミリレンズが手ブレ補正付きになった。ニコンやキヤノンのデジタル一眼レフはボディに手ブレ補正機構を内蔵してないため、手ブレ補正するにはレンズ側にその機構が必要だ。レンズキットの軽量レンズにそれが搭載されたのは朗報といえよう。

アクティブD-ライティング機能が一番のウリか

hi_DSC_4751.jpghi_DSC_4752.jpg 正面から。レンズ左上にあるランプはAF補助光。グリップ部の下に赤外線受光部がある(左)。内蔵スピードライトをポップアップ(右)

hi_DSC_4760.jpghi_DSC_4764.jpg 左側にはスピードライトとセルフタイマーボタンがある。セルフタイマーボタンはほかの機能を割り当てることが可能。レンズに手ブレ補正機構のオンオフを行うVRスイッチがある(左)。反対側。グリップからレリーズボタン部が少し前に飛び出ているため、シャッターを押しやすい(右)

 前述したとおり、ボディは基本的にD40Xと同じと思っていい。重さも約495グラムと500グラムを切っており、D40系の気軽さを受け継いだ軽量コンパクト一眼レフである。

 レリーズボタンの周りにある電源スイッチを人差し指で回すと(グリップした状態で電源のオンオフができるのは使っていてとても便利)撮影がはじまる。起動はちょっと遅くなった。起動時に「イメージセンサークリーニング」が入るからだ。

 ただこれは設定で電源オン/オフ時のいずれに動作するか、手動にするかを選べる。センサークリーニングが入っても起動はさほど遅くならないので、気にならなければオン時に作動させるのがよいし、気になるのなら、オフ時のみでもいいだろう。

 レンズ交換を一切しなくてもホコリは付着するものなので、完全に手動にしちゃうのはあまり勧めない。

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